キッチンで使う道具は、機能的でシンプルな外観のものを優先して選んでいます。
決して目が肥えているわたくしではありませんが、いくつかの候補の中から、
自分なりの審美眼をはたらかせて厳選してゆく作業は楽しいものでございます。
最初から「これ」と惚れこんで購入したものもありますね。
道具の色は、白、黒、シルバー、白木の4つに限定。
これで、色の氾濫するキッチンをすっきり見せることができ、全く出所の違うものでも、
道具に統一感が出ます。そして、道具への愛着がさらに強くなってゆくのです。
このやり方は、堀井和子さんの影響を強く受けているのではないか・・と自分でも思います。
この白いル・クルーゼの鍋は、直径20cm。我が家での4年選手。
4人分のカレーを、翌朝食べる分(あのおいしさは何物にも代え難いですものね)まで
作ることができる大きさです。
イチゴやブルーベリーのジャムを作る時も、この鍋で。ジャムはやはりホーロー鍋でないと
色よく仕上がりませんから。
炊き込みご飯も得意です。そう、もちろんピラフも。細かく刻んだにんじん、ピーマン、鶏肉、
そしてお米をバターで炒め白ワイン、パプリカをふり入れ、、あとはスープストックや塩・
こしょうを入れ、そのまま火加減をしながら炊くだけで出来上がり。
フランス生まれのこの鍋ですが、和風の煮物もおいしくできます。
一口大の鶏肉を炒めたところへ、丁寧に切ったれんこん、にんじん、ごぼう、湯通しした
こんにゃく、戻した干ししいたけなどを順に入れて、さらに炒めてから煮る筑前煮はまた、
格別のおいしさ。我が家ではお正月の定番です。
ル・クルーゼの鍋は、実はもうひとつあります。
次の機会にはそちらもご紹介いたしますね。