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テーマ:お勧めの本(7368)
カテゴリ:My Favorites・・
先日、実家の本棚で見つけたこの1冊、今から20年ほど前の絵本でございます。
春樹氏のデビュー作「風の歌を聴け」を含めた初期の3部作(その後「ダンス・ダンス・ダンス」 へと続く)の登場人物が、奇想天外なストーリーと共に面白おかしく描かれています。 挿絵は、シリーズの挿絵も担当された佐々木マキ氏。 「わあ、懐かしい!」時期的にもちょうどよいので、家に持って帰りました。 何気なくキッチンの食品棚に置いたまま忘れていたのを、数日後、2麻呂が見つけました。 「お母さん、何これ!」 「これはね、お母さんが昔買った絵本。面白いわよ」 「僕、これ読む!ちょうどよかったよ」 なんでも、学校では読書月間で、毎日読んだ本の題名を書く用紙があって、自分で読んだり、 家の人と読んだ本の題名を書いて、先生に提出するのだとか。う、母は知らないわよ、そんなこと。 (麻呂母、青くなりました。) そして、今日は読破したそうで「面白かった!」と満足そうに笑っていました。 後で読んだ1麻呂も、「最後のところでさ、夢だったんだけど、夢じゃなかったってところが、不思議で 面白かったヨ!」 わたくしが親しんだ本を、こうして何年も経た後に、自分の子供達も楽しく読む・・・。 なんとうれしく、幸せなことでしょう。 春樹ワールドの素晴らしさと深さに気づくのには、まだまだ時間を要するでしょうが、晩熟のキミ達には かえってその方がいいですね。 彼らの成長の傍らに、春樹氏の本が共にあり、道標となってくれますように。 1986年第3刷 当時1,200円也 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 15, 2006 05:08:44 PM
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