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テーマ:手紙の味わい・・(2)
カテゴリ:こころとからだ
人生の大先輩でもあり、わたくしの音楽の師と仰ぐ、音楽評論家のYさんから、年賀状の
返信をいただきました。 一昨年にご体調を崩されて、手術をされたことは存じておりましたが、東京にお住まいの ため、お見舞いに参上することもかえって大袈裟になるかと遠慮をしつつも、ずっと気がかり ではございました。 相変わらず几帳面な字ながら、しかし、筆を持つ手が震えている様子が見てとれます。 そのお手で、一文字一文字を懸命に綴られていて、胸がいっぱいになりました。 最近はブラームスがお気に入りで、日々の友です。 と書いたわたくし。 ”ブラームスが日々の友”、よく仰いました。それはきっとあなたご自身の円熟の証左でしょう。 お好きな作品と感想をうかがいたいな。 Yさんは、我が家がここへ越す前に住んでいた団地で、お隣にお住まいだった方で、 「ボクね、こんな仕事(評論家とはまったく違う肩書き)をしているけど、これは世を忍ぶ仮の 姿でね、実はこんなことをしているんだよ」と、いたずらっぽく笑い、内緒で見せてくださった ある演奏会の評論文。 それから我々は意気投合、演奏会にご一緒したこともございました。 いくつもの演奏会をマネージメントされてきたご経験と人脈の広さで、いつも楽しいお話を聞かせて くださったYさん。 今年は久しぶりにお目にかかって、音楽談議に花を咲かせたいと思うのでした。 Yさん、どうぞ御身お大切になさってくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 9, 2007 08:52:32 PM
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