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テーマ:好きなクラシック(2317)
カテゴリ:楽しむは音
ピアスの不調に自分の身体の弱さを痛感し、迫る週末の大切な予定にも後ろ向きの気持ちに
なっていたわたくし。 何気なく聴き始めたFMの、横山幸雄さんの演奏に耳を奪われました。 彼は、ベートーヴェンのピアノソナタ第30、31、32番を、続けて弾きました。 30番、ホ長調。何と美しい響きでしょう。これがあの、抜き差しならない心情のピアノソナタを 多く残している同じベートーヴェンの曲なのでしょうか。 彼はこの作曲の時期に何を思ったのでしょう。 第2楽章。何か、大きな「許し」を与えたような、満ち足りた音の世界です。 その証拠に、涙が出てくるではありませんか。このわたくしが、ベートーヴェンで。 今、気持ちが徐々に落ち着いてまいりました。 あ、少し前、ブラームスさんもこのソナタについて書いていらっしゃったような・・。 ブラームスさんのような深い考察は描けないわたくしですが、この曲の素晴らしさを、ひとりでも 多くの方に知っていただけたらうれしい・・と、本気で思いました。 そういえば、以前、ある会食の席で同席していたピアニスト&作曲家のTさんが、「次回の リサイタルはベートーヴェンの109番のソナタと、ショパンの舟歌などを弾きます」とおっしゃって、 それを聞いていらしたNさんが「ああ、109番!いい曲ですねえ」と、しみじみとおっしゃっていた ことを今になって思い出しました。 この曲は、これからのわたくしの人生に新たな光をもたらしてくれる宝になりそうでございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 13, 2007 09:56:19 PM
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