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La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~

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March 7, 2007
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カテゴリ:楽しむは音
3月7日は、モーリス・ラヴェルの誕生日。
彼の「ツィガーヌ」(演奏会用狂詩曲)を、ちょうど今日、FMで、昨年10月4日のリサイタルの
放送があったニコラ・ベネテッティの演奏、手持ちの川久保賜紀さん、我がアイドルの、
各ライヴの録音で聴き比べる楽しみを持ちました。

「ツィガーヌ」とは、ロマ風(ジプシー風)の意味で、全曲がハンガリーの民族舞踊、チャール
ダーシュのスタイル。
穏やかなラッシー(ラッサン)と、急速なフリッシュ(フリスカ)のふたつの部分で構成されて
います。
華やかな超絶技巧と、繊細な音運びの両面を持ち合わせるこの曲は、ヴァイオリニストなら
誰もが憧れる、そして避けては通れない曲。
聴き手側は手に汗握り、ヴァイオリニストもピアニストもその腕が試されるという、弾き手と
聴衆が一体になれる、演奏会の花形といってもよい曲でしょう。

初々しさと、他のふたりより場数を踏んだ度合いが少ない(つまり、未熟という意味も含めて)、
まだまだ「世間知らずのロマ」という点で選ぶなら、ベネデッティ。演奏時間、9:24。

奔放とロマの気まぐれな想いをよく表している点で選ぶなら川久保さん。彼女は、曲の終わりに
近いフレーズでは、通常より1オクターブ高い音で弾いていました。演奏時間、9:17。

情熱(passion!)と洗練、そして間(ま)のとり方の絶妙さで選ぶならアイドル。音楽評論家の
O氏に「スタイリッシュ」といわしめた彼の「ツィガーヌ」。ピアニストとの息もぴったりでした。
演奏時間、9:52。

面白いですね。同じ曲でも、それぞれの持ち味と個性、そしてピアニストとの相性まで
聴き手が敏感に感じ取ることができます。短い曲ですのに。
どの演奏も〆は、やんやの拍手喝采でした♪

聴き応えあるこの曲を後世に残してくれたラヴェルに感謝でございます。

      ニコラ・ベネデッティ
 
       ナゼか、手元にこのリサイタルのチラシがありました。
       ニコラ・ベネデッティ。コケティッシュな印象の、今年20歳の
       ヴァイオリニスト。





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Last updated  March 9, 2007 11:18:50 PM
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