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La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~

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September 30, 2007
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カテゴリ:楽しむは音
この曲を、こんなに涼やかに演奏するピアニストを私は他に知りません。

涼やかで、そして、透きとおっていて。

レイフ・オヴェ・アンスネス。ノルウェイが生んだ世界的ピアニスト。

日本ではまだあまり知られていませんが、今年初め、5年ぶりの来日時のリサイタル&オケとの

コンサートで、各方面からたいへん高い評価を受けたことで、徐々に彼の音楽の世界に興味を

持つ人が増えていることはうれしいことです。


このラフマニノフの2番を、ひと言で表すなら「洗練」です。

ごてごてした飾りも、この曲にありがちな「これでもか」と続く演奏者の思い入れも、皆無です。

ライヴ録音だというのに、彼はノーミス。パッパーノ氏率いるベルリン・フィルの響きも美しく、

それらの点を含めて、私の中では、群を抜いてNo.1かな。

最後の「ブラヴォー」も大袈裟でなく、心からの賛辞に聞こえて、とてもいいんですよね。


実は、彼のラフマニノフは、CDよりも先に、同じデザインのジャケットのDVDの方から入りました。

DVDは、ベルリンでのライヴのための、2番のゲネプロ(たぶん)の様子が収録されていて、

ラフなシャツを着たアンスネス、幾分お腹が目立つTシャツ姿のパッパーノ氏の他、安永徹氏、

麗しいパユ氏(やはりTシャツ姿!)も映っています。そして、流暢な英語のアンスネスの

インタビューも。

曲のフィナーレのあと、彼とオーケストラのメンバーとが、一同やわらかな笑顔で、拍手を

送り合うのが印象的。アンスネスはピアノを軽くたたき、弦のメンバーは弓を振り・・。


彼は来年の秋、また来日します。

私はその日まで、文字通り一日千秋の思いです。








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Last updated  September 30, 2007 09:52:19 PM
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