Ｌａ　Ｖｉｅ・音楽とともに　～標高１，０００ｍの高原だより～

前回の日記でも触れましたが、現在、ギドン・クレーメルと、「スーパーデュオ｣を組んで

来日しているクリスティアン・ツィマーマン。

あまり周知されていませんが、今回の来日でソロリサイタルを一回だけ行う予定です。

１２月１日（土）、午後５時から、軽井沢大賀ホールにて。

演目はベートーヴェンの最後のピアノソナタ他。デュオリサイタルを聴いたあと、１０日と空けずに

彼のピアノを聴けることを心から楽しみにしていました。


ところが。

つい先ほど、ホールから直々にお電話をいただき、ツィマーマンご本人のご意向で、「今回の

リサイタルは延期させて欲しい」との依頼があったのだとか。

なんでも、数ヶ月前のバイクの事故で脚を負傷し、それでも辛うじて、デュオでの演奏に支障は

ないものの、ソロでの演奏となると、かなりの体力の消耗になり、脚にも負担がかかるため、

万全の体調で臨むことができないので・・・との理由だそうです。

さすがは、完璧主義の彼ならではの、勇気あるご決断ですね。

そうです、演奏家も生身の人間。こういうことだってありますとも。



ここは、彼への更なる期待＆手元のチケットをこの胸であたためつつ、次回を指折り数えて

待つことにいたしましょう・・・。

・・・というわけで、ますます特別な思いで、クレーメルとのリサイタルに行って参る所存に

ございます～。