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La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~

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December 18, 2007
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カテゴリ:楽しむは音
彼の名前を初めて知ったのは、いつ頃だったでしょう・・。

何かのコンサートに出かけた折に、会場で配られた夥しいチラシの中に、彼のリサイタルのチラシを

見つけた時だったのかもしれません。


2004年、日本音楽コンクールピアノ部門の覇者、外山啓介。

今年はじめに、オールショパン・プログラムでCDデビュー。


先日、ある情報誌(音楽関係ではない)の最新号に、彼へのインタビュー記事が載っていて、

興味深く読みました。

音コンの本選では、小さい頃から好きだったショパンの3番のソナタを自由曲に選んだとのこと。

このCDにも収録されている、私も大好きな曲です。


1.英雄ポロネーズ(ポロネーズ 第6番 変イ長調 op.53)

2.バラード 第1番 ト短調 op.23

3.ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 op.58

4.夜想曲 第17番 ロ長調 op.62-1


不思議なピアニストです。

まず、レーベルがavexなのも、このルックスなら妙に納得できたりして。

1曲目から、いきなりハイテンションな曲で始めてくれるのも、ジャケットの写真(なんて、長くて

きれいな指!)の風貌に違わぬ、アグレッシヴさ。

演奏は、バラードでは「えっ、そこでのシフトダウンは何故・・?」と思わせる箇所もあり、

最初は「まあ、若いし、デビュー・アルバムなら、こんな感じか・・」と思ったのですが、

聴くほどに、彼の音が耳について離れなくなりました。


不思議なピアニストです。

話題性に富んでいるのに、クラシックCDには定番になっているといってもよい、音楽評論家に

よるライナー・ノーツもありません。

聴き手に、余計な「先入観」を与えないための意図からか・・。avexらしい。

起伏の激しい情熱的な曲が続いたあとの、穏やかな静寂へと誘う夜想曲17番。

聴き手を徐々にクールダウンさせてくれて、ため息と共にアルバムは閉じます。

ふふ、心憎い選曲、オヌシ、やるねぇっ。


でも彼は、インタビューの中で、こう言い切っています。

「オール・ショパンのアルバムでデビューして、これからもショパンは追究していきたいですが、

『ショパン弾き』とは思われたくないです。」


そんな彼のリサイタルが、明後日に。

東京芸術劇場大ホール19:00~

曲目は、クリスマスにふさわしく、バッハ=ヘス「主よ、人の望みの喜びよ」、それからリスト、

ショパン、そしてラフマニノフの2番のソナタ他。

ご興味のある方、是非どうぞ。


私もそのうち、大器を予感させる彼のライヴを聴けることを楽しみに・・。





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Last updated  December 18, 2007 10:19:43 PM
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