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レンブラントの名画「広つば帽を被った男」に会ってきました。
1635年、彼が29歳の時の作品です。 この時代の男性って・・・ん~・・というより、レンブラントの描く男性って、皆同じお顔をしているように 見えるのが、興味深くもあり、謎でもあり・・。 彼独特の「光」を巧みに利用した画法で、この人物の顔の輪郭、血色のよさ、髭の1本1本までも 活き活きと描き出し、今にも動き出しそう。 人物の斜め前から当たる光が、首周りの厚いレースを白く浮かび上がらせ、わずかな風にも なびいているような錯覚に陥りました。 あたかもこの人物が今、私の目の前にいるようで、思わず見つめ合ってしまいました。 370余年の時を経た会話です。 この静寂な空間は、階下の新春初売りバーゲンで殺気立っている喧騒とは無縁の、時の止まった サンクチュアリです。 「この世の物欲に苛まれるか否かは、きみ次第なのだよ」 この人の目は、そんな思いを湛えているように見えました。 本物は、もっと「いい男」♪です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 4, 2008 04:21:43 PM
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