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La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~

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February 11, 2008
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カテゴリ:楽しむは音
車の運転免許を取得してかれこれ、○○年。(そう、二桁です。)

そんな私が本日、初めての大失敗を経験しました。

それは、




ガス欠。




つまり、走行中にガソリンがなくなり、情けなくも車が止まってしまう現象・・。


確かに、ガソリンが残りわずかになると点滅するランプは、2日前から点いていました。

でも、今までの経験から、「まだまだ大丈夫」と思っていたのです。




それは、先週お休みした、1麻呂のピアノの補填レッスンで先生のお宅へ出かけた先でのこと。

先生のお宅まであと少し・・というところで、徐々にスピードが落ち始め、「おや?」とアクセルを

踏むも、「スコン」と抜けるだけでエンジンからの反応はなく・・・。

「こ、これは、ガス欠だああ~~っ!」

ああ、この時のアクセルの嫌な感触!忘れられません。

1麻呂と2麻呂は、驚くどころか、私の慌てふためく様子が可笑しいらしく、へらへらと笑って

「お母さん、車を端に寄せなよ」と、余裕で“助言”してくれます。ありがとっ。

すぐに先生にお電話をし、1麻呂だけを迎えに来てくださることに。

そのあと、昼までの休日出勤を終えて、もうすぐここを通るであろう麻呂父に電話。

「助けて~、ガス欠になっちゃったの!!」

あら、ひどい!麻呂父も笑っています。そんなに可笑しいの?

私は自分が許せないのに~~~。

ほどなく先生が、お嬢さんのキュートな赤い車を運転して現れ、1麻呂を乗せていってくださいました。

そして、麻呂父が帰路の途中でガソリンを買ってきてくれ、ドボドボ・・と給油、愛車は復活!

ああ、やれやれ。

麻呂父は、そのまま2麻呂を乗せて帰宅、私は先生のお宅に1麻呂を迎えに行きました。

「でも、よかったわね。日中で、晴れていて、携帯電話もあって、旦那さんもすぐに来てくれる

いい条件が重なって。これが、夜中で、雪でも降っていて、携帯も繋がらないところだったら・・・」

先生との会話です。

う、考えるだけで怖ろしい・・。もう懲り懲りです。

「日中で」、「晴れていて」、通り過ぎる車のすべてが、好奇の目で我々を見てゆくのですもの・・・。

「こんな真っ直ぐな、のどかな農道で、どうしたの?外で電話なんかしちゃって・・」と。

一昨日降って解けた雪を、こちらに景気よくハネ上げてくれながら・・・。

その間も、へらへらと笑い続ける、我が頼もしき息子達・・・。嗚呼。



レッスンの帰り道、最寄のガソリンスタンドに立ち寄り、しっかり満タン・・・とまではいきませんが

安心できる量のガソリンを充填し、家に帰りました。


私が忘れられないこと、その2。

ガス欠になる瞬間、車内に流れていたのは、このヴェンゲーロフの弾くドヴォルザークのコンチェルト。

それまでFMラジオを聴いていたのをやめ、このCDに替えたばかりでした

イ短調の勇ましい前奏のあとに入るソロ・ヴァイオリン。哀愁漂う旋律を重音で奏でます。

3分ほど曲が進んで、少し明るい兆しが感じられる頃・・・、車ははたと止まったのです。


嗚呼、情熱のドヴォコンよ。

私にとってこの曲は、今日を境に「トホホ」の、「トラウマ」の曲になってしまったのでありました。


ごめんよ、ヴェンゲーロフ。しばしこのCDは封印じゃ。このあとには更に絶望的で悲劇的で

どこにも救いのない、エルガーのヴァイオリン・ソナタが待ち構えているし。





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Last updated  February 12, 2008 08:28:01 PM
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