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アートディレクターの結城昌子さんが、小学校の校庭に絵を並べ、子ども達に、好きな絵のまわりに 集まる遊びをしたそうです。 すべて人物画で、 ・ピカソの少女画 ・ボッティチェリのヴィーナス ・エジプトの女性像 ・クレーのセネシオ ・岸田劉生の麗子像 結果は、ピカソが1位。けれども、クレーが僅差でそれに続いたのだそうです。 「明るさと愛らしさが決め手になったようだ」と、結城さんは分析しています。 パウル・クレーの「セネシオ」、上の絵です。(1922年制作、バーゼル美術館蔵) 子どもが直感で「好き」と判断するのに必要な要素と魅力を、この絵は確かに持っていますね。 そして、私はこの絵に「音楽」をも見ました(私は子どもではないけれど・・)。 すると、それもそのはず。 クレーは、音楽一家に育ち、小学校へ入学すると同時にヴァイオリンを習い始め、11歳で 地元ベルンのオーケストラのエキストラに認定されるほどの腕前だったのだそうです。 「音楽が画家の絵に多大な影響を与えたことは有名だ」と結城さんもおっしゃっているとおり、 私はそれと知らずに、瞬時に「音楽」を感じたのです。 すごい芸術家がいたものです。 各分野において、優れた才能を持っている方には、意外とヴァイオリンの名手も多い・・。 あのアインシュタインもそうでしたよね。彼の腕は、玄人はだしだったそうです。 それから、日本人では、プロ棋士の佐藤康光氏も! 今日は、たまたまヴァイオリンに限定しましたが、今度は、他の楽器でも見つけてみようかしら・・。 意外な人が、意外な楽器で人生を楽しんでいることを知るかも・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 28, 2008 12:03:27 AM
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