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La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~

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April 21, 2008
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カテゴリ:楽しむは音
モンポウは、20世紀のスペインの作曲家。

彼の作品の楽譜には、調号や小節線がありません。

「湖」。

このような、不思議な調性、神秘的な響きを持つ短い曲、大好きです。



写真を撮る面白さに目覚めた少女の頃、毎週ドキドキして見ていたNHK教育「趣味:写真入門」で

講師の木村恵一先生が撮られた「白夜」という題の写真に大きな感動を覚えました。

それは、いつか夢で見た光景とまったく同じだったのです。私は息を呑むほど驚きました。



時は流れ、2008年。この曲を聴いた時にまずあの光景が脳裏によみがえってきました。

フィンランドの白夜の、ほの白い空を映しつつ、靄がかかる小さな湖。

その手前にある一艘のボート。

静謐で神秘的で・・。多感な少女の心を捉えるのには十分な要素を持つ1枚だったと、

今でも思います。




アンスネスは、記憶の底の方にあったあの光景を思い出させてくれる、透明感に満ちた音で

魅了します。

あの写真の湖が、高い透明度の水を湛えていたのと同じように。



さらに、この小品集は、彼の懐の深さとレパートリーの広さ、柔軟さをあらためて認識させる

アルバムです。

ショパンあり、バッハ、そしてリストあり、R.シュトラウスも。もちろん、彼の真骨頂である

グリーグやシベリウスも・・。

でも、そこに彼の気負いは決してありません。

ふふ、「写真入門」の話のついでに、あなたの「アンスネス入門」としていかがでしょうか。





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Last updated  April 21, 2008 06:37:08 PM
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