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La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~

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March 7, 2009
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カテゴリ:楽しむは音
啓蟄だった昨日の大雨から一転、うららかな陽射しと青い空がうれしい一日。

メンデルスゾーンの「イタリア」を聴く。


明るい陽光が惜しげもなく燦々と降り注ぐイタリアの風景に、ドイツから来た作曲者の心は、

きっと大きく揺さぶられ、希望と躍動感を与えられたに違いない。

しかしながら、終楽章が短調で終わるのは、なんとなく、日本的な情緒に繋がる気もして、

興味をそそられる。

そう、シノーポリの終楽章は、日本人が感じる「物憂い春」の風情そのままで、妙に共感して

しまった。


そんなことを思いながら、午後は実家へ向かう。


途中、今日は多くの人が外に出ていることに気づく。

「啓蟄」、虫が土の中から出てくるように、人も家の中から出てくる陽気になったのだ。

家の外を掃除している人、ご近所同士で立ち話をしている人・・。

湖に沿って整備されたジョギングコースにも、走る人、犬の散歩をする人、バックパックを背負った

熟年の一行もいくつか目にした。

この陽射しが待ち遠しくて、うれしくて、春の大気を胸いっぱいに吸い込み、春のにおいや気配を

感じたくて、外に出てきたのだろう。すれ違う人、皆、表情がやわらかい。

小確幸、「小さいけれども確かな幸せ」は、こういう時に感じるのかもしれない。

世の中がどんなに激しく動こうとも、経済が滞ろうとも、この陽射しだけは、人の上に平等に降り注ぐ。

それだけは、天が約束してくれている。

よく考えてみれば、ありがたいことなのですよね。


私は今、「幸せの種」を蒔いている。

これも、ある意味、お日さま頼みの生業。

私の蒔いた種が、お日さまの力を借りて芽を出し、日々すくすくと成長し、やがてその美しさ、

その美味しさで、人々の目や舌を楽しませることを想像すると、とてもわくわくする。

部署のボスは、私よりひと回り以上も若い青年で、毎日ビシビシしごいてくれるけれど、

これもまた、ガチガチに固くなった私の脳には、よい刺激になるのです。

さあ、来週もまた「よい種」に出会えることを楽しみに・・。





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Last updated  March 8, 2009 06:14:16 PM
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