183062 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Category

Favorite Blog

交代しながら休憩 New! つれりんさん

ドキュメンタリ:Goi… ピカルディの三度THさん

シャンソン・フラン… TanakaTomokoさん

いつも心に太陽を! たまぴこ0608さん
本読みのひとりごと biscuit5750さん
きれいなものはみん… バーソロミューさん
August 22, 2009
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
onp4.jpg
 
大人のための音楽~その2~
 
 
私が所属する部署の部屋は、いつも大音量で音楽が流れています。
 
それは、激しいビートと同じ旋律が際限なく続く、ばりばりのテクノサウンドだったり、
 
流行りのラップ調ソングだったり 、西野カナだったり、宇多田ヒカルだったり・・。
 
選曲者は、私とふた回り(!)も年齢差のある若武者Nちゃん。
 
俊敏な動作と頭の回転の速さが要求されるこの部署にはぴったりのBGMなのでしょう。
 
でも、緩慢な動作、鈍い頭の私にはついていけない世界です。。。
 
ラップで歌う(?)彼ら(グループ名がわからない)は、退廃的で厭世的な歌詞を羅列し、
 
ヒカルちゃんは「愛してほしい、愛されたいよ」と、「愛」を連呼します。
 
若者が世を憂うのは常ですが、それを乗り越えて大志を抱くのも彼ら。
 
そして、「愛」は、求めるものではなく与えるもの。
 
・・と、ン十年と世をわたってきたおばさんは思うのであります。
 
  
ちょうちょ
 
 
この部屋はエアコンがないため、窓やドアを開け放して仕事をしています。
 
高原の涼しい風が部屋の中を吹きわたり、音楽が止まっている間には、
 
隣りの森から、歌うような鳥や、セミの鳴き声が聞こえてきます。
 
チョウやトンボなどの虫も頻繁に舞い込んできて、先日は、
 
仕事中の私と、数十cmと離れていない至近距離まで
 
オニヤンマがやってきて、こちらを向いてホバリングしたまま、
 
緑色の大きく美しい瞳でしばらく見つめられてしまいました。
 
 
ちょうちょ
 
 
最近、仕事が殺人的に忙しく、ボスは少しの時間のロスもなくそうと、
 
毎日ピリピリしていて、それは彼の言動にも如実に表れています。
 
「いろいろ言い訳しないで謝ってくださいよ!」
 
先日、才媛Sさんに向けて彼が言い放った言葉です。
 
「かのんさんもお給料をもらっているのですから、きちんと責任持って仕事してくれないと」
 
大勢の同僚が集まる会議の中で彼が言い放った言葉です。
 
ひとつの職場を束ねる役目のあなたが、そんなにも心ない、
 
人に敬意を払わない、虐げるようなことを言ってはいけない。
 
あなたより十数年多く生きている私が、大勢の人の前で、
 
あなたにそこまで言われる筋合いはない。 
 
とは思うものの、私はその思いをぐっと呑み込んで堪(こら)える。
 
私は大人ですもの。
 
「大人になれ!」
 
映画「セント・オブ・ウーマン」でアル・パチーノ扮する
 
フランク・スレイド中佐が、主人公の青年に向けて言った言葉です。
 
それをそのままボスに捧げたいけれど、今の若者は
 
アル・パチーノの映画は観ないかもしれません。
 
 
ちょうちょ
 
 
さて、お勧めは、ここのところずっと繰り返し聴いているこの曲です。
 
ポール・メイエとエリック・ル・サージュ、このふたりのフランス人によって奏でられる、
 
穏やかで香しく、成熟した大人の音楽です。
 
クラリネットの音色が、秋の空気を思わせるのは何故でしょう。
 
これからの季節にもふさわしく、きっとあなたの心にも
 
落ち着きと安らぎをもたらしてくれることでしょう。
 
 
私は職場でこの曲を聴きたいっ。
 
テクノもラップもいいけれど、
 
若者よ、成熟した大人の音楽を聴け!!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  August 22, 2009 02:51:17 PM



© Rakuten Group, Inc.
X