|
テーマ:好きなクラシック(2317)
カテゴリ:カテゴリ未分類
我が部署における、一年中で最も忙しい時期がようやく過ぎ去り、 穏やかな日々が戻ってきました。 それを境に、ボスとNちゃんが、他の部署の応援に行くことが多くなり、 部屋には私とSさんのふたりだけという日が続いています。 仕事中に聴く音楽も、最近はほとんど私好み(Sさんも♪)のものに様変わりしました。 ようやく、腰が落ち着いた気分です。 家から持参するCDは、クラシックではヴァイオリンやピアノの曲、 ジャズではビル・エヴァンス、ハリー・コニック・Jr、木住野佳子、 J-POPではフリッパーズ・ギター(意外でしょうか??)などなど・・。 先日、事業所長(私よりはるかにお若い)と一緒に数人で仕事をしていた時、 彼がぽつり、 「最近この部屋を通るとクラシックが静かにかかっていて、雰囲気がぐっとよくなりましたね。 夏の間ガンガンとかかっていた、ああいう類の曲は、私、実は苦手なんですよ。」 と言うではありませんか! 思いもかけない言葉に、たまらなくうれしくなりました! 「そうですか!ジャジーな日もあり、クラシカルな日もあり・・と、かなりクロスオーバーですけれど。」 「うーん、でも、大人の雰囲気で落ち着けて、私も好きですね。」 うん!わかる人にはわかるのね、やっぱり! そういえば、その少し前にも、ムローヴァの弾くバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番を 流していたのですが、そこに別の部署のお若い女性Aさんが来て、部屋に入るなり、 「この部屋の空気が今までと全然違いますね!」 と、感激して言ってくれましたっけ。 こんないくつかの出来事により、音楽がもたらす幸せを皆で分かち合えているような、 そんな気持ちになり、心からうれしくなりました。 最近のいちばんの「小確幸」です。 さて、今日は、今話題のラトル氏&ベル・フィルによる、ブラームスの 交響曲の全集を会社に持って行き、第2交響曲と第3交響曲を聴きました。
私は、今回の全集の中では、第3交響曲がいちばん気に入りました。 第1楽章の冒頭、弦のユニゾンがここまで熱く歌い、しかし少しも力まず 統制がとれていて、聴く者の胸を躍らせてくれる演奏は、他に聴いたことがありません。 第2楽章は、弦、管の役割が等配分で、中間部の波のうねりのような弦のやりとりも心地よく、 これはラトル氏の采配の上手さなのか、メンバー個々の実力なのか、 或いは、その両方なのか・・。 ご購入を検討されている方に、ご参考までに。 3枚のCDと2枚のDVDで構成されている日本盤が、お得でお薦めです。 DVDでは、安永徹氏の、ベル・フィルでのコンマスとしての最後の録画(?)になる 貴重な演奏が見られます。第1交響曲のソロも素敵ですよ♪ そして、特に、「パユ様」ファンの方は必見ですね! パユ氏のアップが、まあなんと多いこと!(笑) (ただし、パユ氏が見られるのは、第1、第2交響曲のみです。)
満を持してのラトル氏&ベル・フィルのブラームス。 一度お聴きになってみる価値は大いにあると思います。
霧雨に煙る隣りの森を見ながら、そして耳ではブラームスを聴きながら・・。 明るい2番と力強い3番を職場で聴いたおかげで、仕事の効率も上がったような気がしました。 いい一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 2, 2009 10:30:00 PM
|