065301 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

有朋自遠方来、不亦楽乎!

有朋自遠方来、不亦楽乎!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Recent Posts

Calendar

Category

Comments

maroninsky@ Re[1]:感想『風の歌を聴け』(12/22) Dance in the Skyさんコメントありがとう…
Dance in the Sky@ Re:感想『風の歌を聴け』(12/22) 羊をめぐるの方はTarshaさんも以前読んで…
maroninsky@ Re:決して取り乱さないヒトでぇ~す!(07/05) Dance in the Skyさんコメントありがとう…
maroninsky@ Re:堂々巡りになっちゃうけど(07/05) Dance in the Skyさんコメントありがとう…
maroninsky@ まあ コメントありがとうございます。 大切…

Freepage List

Archives

2024/11
2024/10
2024/09
2024/08
2024/07
2024/06
2024/05
2024/04
2024/03
2024/02
2008/02/22
XML
カテゴリ:日常
兄の来訪

この日、兄が来ることになっていた。

食事をしながらでもゆっくり話そう。

そんなことを考えていた。

しかし兄が着いたのは日付が変わって深夜1時。

仕事で忙しく、終電を逃してしまい、車でこちらまで来ることになった。

私の部屋から1km離れた場所に安いパーキングを見つけ出し、重いボードを背負ってやってきた。

明日の朝から一泊で滑りに行くらしい。

…その体力に脱帽ですm(__)m



今回は想人が部屋を綺麗にしてくれたこともあって反応が違った。

「きれいやね~」

はは、片付けてるのは俺じゃないけどね。

「部屋が広い」

たぶん、片付いているから広く見えるのだろう。

「おお~、やっぱすげぇよな」

何が?

「俺はハウツー本しか読まんからさ」

あの時の議論をまだ覚えていたらしい。極端に言い過ぎたことを謝った。

しかし、実は以前に一度来たときと本棚の本は変わっていない。文庫が何冊か増えた程度だ。今年度は本が読めていない。

あの時はダンボールの本棚に置かれていた。置く場所一つで見違える。

兄貴の感覚からみて、見違えるようになったと感じたのがこの表現だろう。

あと、食事をしてないとの事だったので、

想人が作っておいてくれた味噌汁を暖めてだした。

「うめえ」

喜んでくれていた。

「これ何?」

それは色つきのしめじの小さいのだよ。

白いしめじと色つきが両方入っているんだよ。

さすが兄貴。ごみか何かと思ったんだろう。…相変わらず細かい。

その後、元はといえば自分が学生時代に頑張って購入したソファーでくつろいでいた。


今回、非常に大切な話をした。

兄貴が生き方の相違のため、長年お付き合いしていた人と別の人生を歩むこととなった。

驚きの出来事だった。

兄貴もさすがに落ち込んだらしい。

その次の日は出勤したが仕事が手につかなかった、と語った。

「それじゃあ、明日はそれを全部滑り流してきぃや。」

こんなことしか言えなかった。

慰める気はないし、兄貴もされたくないだろうからしなかった。

ただ、驚きは隠せなかった。

しかし、兄貴の話を聞き、今少し整理した状態で思う。

兄貴は自分の生き方を曲げなかった。

妥協、それも一つの形だろう。

中には呑まれてしまって、自分の生き方を見失ってしまう人もいる。

それが悪いことかどうかなど、私は判断ができない。それも一つの選択であると思う。

しかしながら、今回の兄貴の姿を見ていて、

また上から目線で申し訳ない

素直に見直した。

「男子三日会わざれば刮目して見よ」

というが人間は日々変わる。

まあ、要するに、喜び事でないのにこんな発言はどうかと感じるが、兄貴をかっこいいと感じた。

兄貴の基盤は全く揺らいでいなかった。

私は兄貴の生き方を心配していたが、心配なのは私なのかも知れない。

兄貴にぶつかって見えた私の姿、いわば映しだったのかもしれない。

そういえば意識が追いついていない自分の生活を素直に反省した。

兄はシャワーを浴びて仮眠を取った後、駅へと向かった。


書き忘れたが、自分の話しもした。

「これから一緒に生きていこうとおもっとる、

 式は挙げられるかどうか分らんけど。」

「何言いよるんね、俺がおるやないね(笑)!?」

「貸してくれるって事?こわいね~(笑)」

冗談を言うほど余裕があった。

ありがとう兄貴。


帰ってみて気づいた。

寝巻き用に兄貴に貸したジャージが綺麗に畳まれて置かれていた。

…細かい!

さすが兄貴。

080224_000839_M.jpg

そんな時を過ごした。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008/02/24 12:16:01 AM
コメント(0) | コメントを書く
[日常] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X