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カテゴリ:日常
yahoo動画で全話無料になっていたので、全話みてしまい、wikiによれば、原作とかなり異なるとの事なので、講談社文庫のものを購入して読んでみることにした。
ライトノベルを読むなんて、何年振りだろう。小5~中2,3ぐらいまで読んでいた。学校でも、休み時間でも読んでいたので、オタク扱いを受けた、苦い思い出が残っている。その後、本を読むのを喜んでいた親からも「内容のある本を読みなさい」との事で、歴史小説に切り替えたことを思い出す。 内容は、ファンタジ。親や周囲の言いなりのおとなしい高校生・中嶋陽子がある日突然、別世界に引き摺り込まれ、さまざまな経緯を経て最終的には王になるお話。 内容だけ書くとよくある展開と一蹴されてしまいそうだが、よくある勧善懲悪などが主体ではなく、自己自身の内面が葛藤が主体になっている。その点に惹かれた。 人間不信、その克服。 蒼猿との対話(自分の不安との対話)は非常に興味深かった。 最終的に人じゃない。要は自分がどうしたいのかが重要なことに気づく。 その場面になぜか心打たれた。 思い出したのは留学時。 市場では騙され、繁華街ではスリに遭い、スリにあったことで逆に自分の不用心を詰られた。 現地の人も自分が異邦人だから興味をもってくれているだけで、自分を見ていない、そう思うと誰も信用できなくなった。 自分は結局、この感情を克服できなかったと思う。 自分の思考回路は、「どうでもいい」という結論に出た。何も考えないことにした。とにかく楽しみ、話すのが楽しい、それだけを考えることにした。 自分は他人への不信を克服はできない。でもそれを出来うるだけ考えないことにした。 今も自分の頭には蒼猿のような、不安が常に自分に語りかけてくる。 いつからだろう?倫理でいう第二の誕生頃かな? たまに、人にはとても見せられない文章を書き殴る。あとで読み返すと、何人もの登場人物がいる。それは年を負うごとに増えてゆく。 多重人格などではない。多重人格とは人前で人格の変わることだろう。自分はそうじゃない。 なんだか感想を書くはずが、だいぶそれてしまった。 思考が暗い方に向かわないように、少なくとも暗くないことを記したいと努力した結果がこれだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/02/09 02:29:13 AM
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