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カテゴリ:書評、感想
東野圭吾『容疑者Xの献身』を読了。
日本文学の授業を教職取得のため履修していて、雑談の中で勧めていた。とりあえず、皆が呼んでいる通り、「ダンディ先生」としておこう。 書籍コーナーをふらついていた時、目に止まり買って読んでみる。 「途中までは普通の流れなのだけれども、え~、そっち!!という意外な流れが存在する。」 とダンディ先生はおっしゃっていた。 物語中盤までは、順当な流れだった。大体の流れは予想のつくものだった。 表題の通り、「献身」だった。 これのどこに意外性があるんだろう?と訝った。 しかし物語終盤、本当に予想もしていなかった展開が現れた。 「え~!!マジかよ!やられた!」 思わず声を発するぐらい、予想外の展開だった。 まさにそうくるとは思わなかった。 この展開はいままでにないもので、完全に虚を突かれた形となった。 展開には完全にやられた。 でも結末は、個人的にあまり好きではない。 誰も救われていない。 まあ、殺人事件で誰かが救われてしまうのは、あってはならないことかもしれないが。 しかし結末はなんだか虚しい。 展開が絶妙だっただけに最後はなんらかの別の結末を用意してほしかった。 展開の意外性と言う面では非常におすすめ。 容疑者Xの献身 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/10/21 10:02:48 PM
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