想い人との旅(二日目)
今回の旅は自分にはお馴染みであるのだが、青春18切符を使った。【青春18切符】 名前に「18」と入っているから18歳までと誤解している人も多いようだが、実際は年齢制限など無い。青春時の貧乏旅行の味方といった意味だろう。 簡単にいえば、鈍行&快速の一日乗り放題券。JRなら全国どこでも有効。5回分\11,500で売っている。一回分に換算すれば\2400。上手く使えばお得な切符である。 例えば自分は帰省の時よく使っている。深夜0時頃に品川発の快速ムーンライトながらに乗ると休み無しで行けば午後6時に地元の小倉に辿り着く。新幹線で学割を使っても\20,000前後、飛行機で格安チケットでも\13,000前後する。これを使えば\2,400。盆正月と年二回帰る人間としては重宝する切符である。 この切符で曲者なのは切り離しができない事。一枚で五回分となっているので友達と分け合うという事ができない。分けたいのなら同行程を一緒に帰るか、日程をずらすかしかない。更に5回という奇数はきりが悪い。 今回はこれを使ったので交通費往復\4,800+諸処の交通費(JR以外の鉄道)。自分は何度も動き回っているので慣れていたが、想い人はこういう学生旅行が初めてだったらしく刺激的だったようだ。窓から見える景色にもとてもいい反応をしてくれた。眠るべき時にはしっかり眠っていてくれたのでこちらとしては安心だった。体力面が心配だったから。 9時ごろ京都に着き途中下車。朝食をとる。今回、今まで降りてみたかった駅に降りてみることにしている。まずその一つとして京都駅。綺麗だったし造りが面白そうだったから。 黒を基調とした重々しい造り。階段が左右に伸びていて空港のような印象を受けた。駅ビルも上手くその一部にしていて面白かった。黒は京都の色らしい。古都のイメージは黒が多いのだろうか。中国の古代秦王朝も黒と赤がシンボルカラーだった。ちなみに自分の好きな色もこの二色。 朝食は何か京都でしか食べれないものをと思ったがどこも開いてなかった。9時台だから当たり前と言えば当たり前なのだが。計画が甘かった。と言うわけで駅構内のカフェで朝食。 その後駅周辺を散歩。しかし30分しか時間をとっていなかっため、庭園の入り口に来た所で時間切れ。ダッシュで駅に引き返す。 杜撰な計画で詰めが甘かったのにも関わらず文句一つ言わず、楽しんでくれたのには本当に感謝。 途中北近畿タンゴ鉄道に乗る。これがJRでないとは知らず誤算だった。天橋立まで片道\750取られる。交通費を余分に使わせてしまいショック。でも気にしてない顔をしてくれたので救われる。 景色は良かった。写真は福知山線の景色。山の風景もいいものだ。乗ったのはタンゴ鉄道のワンマン電車 午後二時ごろ天橋立駅に到着。天橋立ビューランドという所の景色がいいのをネットで調べていたので行ってみる。 観光客が少ないらしくリフトのみしか動いていなかった。観光客が少ないらしい。景色は快晴だったこともあって素晴らしい眺めだった。 その後あまりの暑さに飯屋でかき氷を食べて涼む。 体力が回復したので少し散歩して遊覧船(片道\520)に乗り向こう岸へ。海岸線は海水浴場になっていて親子連れが泳いでいた。たしかに人が少なかった。 四時ごろ民宿へ。「じゃらん」で予約。楽天を使い出したので楽天で予約しようかと思ったが楽天は一人頭一万以上のしか残っていなかった。 ネットの情報によれば温泉と飯が自慢らしかったがその通り。風呂は広くてゆったりとでき飯は魚主体でおいしかった。胃の調子が完全に良かったら相手の残した分までいけただろうが逸れは大事をとって控えた。 夜、海辺を散歩。静かだった。月が水面に映って綺麗だった。自分達の他にほとんど人がいなかった。まだピークではないのだろう。 そんなこんなで一日を終えた。