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たとえAutismだとしても!

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2007.05.14
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カテゴリ:カテゴリ未分類
先日、学校時代の友人が亡くなりました。
悲しい話になりそうなので、
ブルーになりたくない方は読まないで下さいね。

友人とは建築の専門学校時の同期でした。
建築の専門学校というのは職業訓練校というのが正しいですが、
大工さんになりたい人を募集して学科と実技の訓練を1年間行い、
その後工務店に勤めるための基礎を学ぶ所です。

僕は一度就職してからの入学だったので23歳でしたが、
その友人は中卒の15歳。いわゆるガキでした。
学校ではいつも生意気で馴れ馴れしい発言をする奴で、
腹立つこともありましたが、8歳離れた僕にとっては
なんというか年の離れた弟みたいな感じだったのを覚えています。

そんなクラスで一番若い彼の実家は工務店をしている事もあって、
大工の実技に関しては人並み以上の速さでこなしていました。
昼間の専門校が終わってからは夜間の高校に通っていたらしく、
普段生意気な彼はとても真面目な一面を持ち合わせていました。

学校を卒業して僕も彼も工務店に就職して、
なかなかクラスで集まる事もなくなってしまいましたが、
それでも若い彼は大工として
着実に腕を上げている事を聞いていました。
入学当初、低かった身長の彼は伸び盛りで僕より高くなり、
彼が20歳になったくらいの頃にはもう所帯を持ってました。
毎年送られてくる年賀状に子供の写真が写っていた時には
「あいつに子供?」とビックリしてしまいました。

その後も1年に1回くらいみんなで会っていましたが、
それでも卒業から9年がたった時でした。

あまり詳しいことは聞けませんでしたが、
病気で亡くなった事を電話で知りました。

25歳。二児の父。
仕事場ではとても信頼のある大工に成長していました。

生意気だったけどあんなに真面目だったのに。
これからもっと沢山の家を立てていくはずだったのに。

本当に残念な気持ちでなりません。
何も掛けてあげる言葉が見つかりませんでした。

僕は最近ですが、事故で一時片目の視力を失いました。
当初は相当に落ち込んで、これからどうしょうかと
悩んでいました。
幸いな事にその視力も元に戻り、前の工務店は辞めましたが
また新しい会社に再就職できました。

彼のやり残した分をやるなんて事はとても言えませんが、
僕にはもう一度大工を出来るチャンスが与えられたのだと
心に深く刻んで、1日1日を頑張っていきたいと思います。

そして何も掛けてあげる言葉のなかった彼に
ただ一つ掛けてあげたいと思います。
どうか、安らかに眠って下さい。
向こうでも生意気言ってんなよ。

悔やむべき事なのに、日記に書いて申し訳ありません。
それでも彼の事を忘れないように書いておく事は
僕にとって必要だったと思ったからです。
すみませんでした。







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最終更新日  2007.05.15 01:10:12
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