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私は、カッコよく生きているシニアの人たちが大好きです。だから、おしゃれな介護・福祉の会社を作りたいと思っています。
私の専攻は、日本語で言えば「老人福祉」だけれど、正確には『Human Services』と言います。このネーミングに引かれて選んだのも事実です。卒業するのに、5年もかかったことも事実。 学生最後の年に、非営利の総合老人施設にて、ケースマネージャーについてインターンシップをさせてもらいました。特に、リタイアメントホームを中心に。 そのホームで、Miss Ruth というカッコイイ92歳の女性と出会ったのです。彼女は、宣教師としてインドで布教活動もしていた教師でした。教師引退後は、牧場を経営していたのですが、1人での生活が困難となったため、入所されました。 あまりアクティビティーに参加されないので、私が毎日のようにお部屋に伺い、おしゃべりするようになりました。 ある日、 私が「Ruth、あなたは本当に自律した女性ですね」話すと、 Ruthは「自律しているとは言えないわ。だって、カフェテリアに行くのにも、1人では行けないでしょ。だれかの手助けが必要なのだから」と。 私「でも経済的にも精神的にも自立しているわ、あなたは」 突然、Ruthは大きく口を開けて「奥の方を見てみて」と。覗き込むと、奥歯に近い歯茎に大きな腫瘍が見つかった。 私「ええ~、大変!医者には見せたの?痛みはないの?」と Ruth「ちゃんと見せたわよ。悪性の腫瘍ではないから、大丈夫だって言われたわ」 Ruth「人を理解するという行為は、相手の口の中を覗き込むぐらい難しいことだと思う。そして、それをどう感じて捉えるのかは相手によっても違うものなの」と。 このエピソードから、もう十年近く経ってしまったけれど、色あせることはない。 年を重ねること、美しく年月を重ねることは素晴らしい!と思い続けている。だから、これからも素敵なシニアの方々と出会いたい。そして、私にできることを見つけたい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年02月14日 22時57分27秒
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