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テーマ:今日の出来事(292870)
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今日は、叔父(母親の兄)が入院している病院にお見舞いに行った。
昨年腹部腫瘍の摘出手術を受けた後、自宅療養中だったのだが、寒さのためか(理由はまだわからないが)肺炎を起こして再度入院していた。 現在は、ブドウ糖点滴で栄養補給しているが、体重は30キロ台まで落ち込み、今は亡き祖父にそっくりになっていた。 呼吸することも困難なため、酸素マスクを装着中。言葉を発するのも大変な様子だったが、私の存在に気づいてくれて、目で喜んでくれた。 目頭が熱くなった。ありがとう。 私は、老人医療・福祉に従事していた経験上、『死』を身近に感じていると思っていた。が、改めて『生きている』ことに感謝した。 叔父の不安定でしんどそうな呼吸を目の当たりにすると、苦もなく息ができることに感謝した。口から食事がとれることに感謝した。この手を使えることに感謝した。会話できることに感謝した。「ありがとう」と言われることに感謝した。 あたり前であることは何も存在しないのだと思った。 以前、老人福祉施設から病院に移った80代の女性の方を訪問した時のことを思い出した。帰り際に、車椅子に座った後姿のままで右手を振っている彼女の姿。言葉以上のメッセージを受け止めた。 「次は叔父さんの家に行くからね」と言葉をかけて帰った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月02日 23時22分41秒
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