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テーマ:最近観た映画。(40142)
カテゴリ:映画
水曜日は女性1000円の日、ということで日比谷のシャンテシネで映画を見てきました。本日の映画は
「カポーティ」 面白かった。見てよかった。 でも、一見インテリ向けの抑えた映画のようだけど、実はアメリカ映画的大衆向け要素の強い映画という気がしました。 カポーティは、「ティファニー~」や「夜の樹」(内容はおおかた忘れてしまった)、村上春樹が訳している子供時代ネタの短編、「冷血」と読んできて、「冷血」にちょっと違和感があったので、今度の映画を見てなんとなくその背景を納得。 しかし、見終わった人に想像させようとしていること(カポーティは「冷血」執筆に関わる自己嫌悪によって、その後書けなくなった?)が、安直で見え透いた感じ。物事はそんなに簡単ではないでしょ。 作家の創作欲、成功欲を描きながら、その入れ物である映画の監督や俳優の創作欲、演技欲、成功欲もぷんぷん匂ってくるので、なんだかどう解釈していいのかわからなくなってしまいました。 あと、ほめられているらしい主演俳優の演技。それ自体すばらしいのか、それともできすぎたモノマネなのか、わたしの鑑賞力ではよくわかりませんでした。 いいなぁと思ったのは、カポーティのカレの役の人。退屈で面白くなさそうな雰囲気が素敵でした。 カポーティの伝記は、遠からずちゃんと読んでみようかと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月25日 23時14分47秒
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