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カテゴリ:猫
日曜日の日経新聞に左木隆三(「復讐するはわれにあり」で有名な作家)さんが九州の裏山に引越してからの野良猫クロとの交流が書かれていました。
元々は食事処で餌を貰っていた野良猫クロが、食事処の閉鎖と共に左木さんが世話することになり、その内クロが子供を生んで、その一匹をふーちゃんと名づけて飼い始めたという話です。でも、左木さんは、これ以上の繁殖を防ぐために、クロをなんとか捕獲して、不妊手術を行い、他の子猫たちも動物管理センターに連れて行き、里親を探すことになったそうです。そして、クロ一家の行く末を案じながら暮らしていらっしゃるとか。 この記事を読んで、左木さんのイメージは120%アップした。 同じ猫好きということもあるし、黒猫クロをクロ兵衛と呼んでいるところにも共感しました。 というのも、私にも猫遍歴があるのです。 私はもともと実家では長年犬ばかり飼っていました。まぁ、私がというより家族でという感じですが。ファニーは最後にして最愛の犬でした。 【ファニーの在りし日の姿】 そして、猫にはあまり興味がありませんでした。 そんな私にある日猫との関わりが生じました。 私はアメリカでフランス人のおばさんからアパートの一室を借りていた時期があります。 そのおばさんは犬好きなのですが、道に捨てられた猫を見捨てることが出来ず、その猫も拾って飼っていました。でも、大きな犬に追い立てられて、その猫コーラルの居場所はありませんでした。 そこで、私が夜は自室にコーラルを入れてゆっくり寝かせてあげていました。 するとすっかりなついてしまい、私が日本に帰ることになった時、おばさんはコーラルを連れて行くよう勧めたのです。私も、このまま犬にいじめられる生活はかわいそうに思い、何も考えず日本に連れ帰りました。 そして、1年後、アパートを引き払って学生寮に引っ越すことになり、猫は飼えず、実家の母に預けることになりました。 でも、その方がずいぶん幸せだったと思います。一日中母の側でうたた寝をし、そして天寿を全うして亡くなりました。 【コーラルの在りし日の姿】 それ以来、私はすっかり猫が好きになり、就職してから会社の近所のペットショップで売られていた黒いペルシャ猫を見るのが楽しみになりました。 ある、クリスマス・イブ、久しぶりにそのペットショップを今の旦那と覗くと、黒い猫は奥にひっこんでいて、新しい子猫が展示ルームを陣取っていました。しかも、よく見ると黒い猫は目の病気のようで目やにがひどく、半目の状態になっていました。そこで、このままこのペットショップに置いておいてはいけない、と思い飼う事にしました。とはいえ、私は会社の寮に住んでいたので、今の旦那のアパートで飼って貰う事になりました。 その子が、ペットショップではクロ兵衛と呼ばれていました。 でも、私は目がガビガビだったので、ガビと名づけました。私のハンドル名はこうして誕生したのです。 【ガビの在りし日の姿】 残念ですが、ガビはもうこの世にいません。 引越しのどさくさで逃げ出し、捕獲したときには猫白血病に感染していました。当時は猫白血病のワクチンも無かった時代で、そんな病気の存在についても知りませんでした。無知な私のせいで、ガビは白血病で亡くなってしまいました。 人懐こい、控えめな、でも愛嬌たっぷりの猫でした。 そして、その奥さんがミュー、息子がモグです。 もうミューもモグも避妊手術済みなので、もう子供が生まれることはありませんが、ご存知のように老齢ながらもなんとか楽しくやっています。 これも、ガビがモグを授けてくれたからだと思います。 そして、実家の猫もガビの子供達です。 くろ兵衛、ガビと名前は変わっても、ガビは私にとって偉大な猫でした。 でも、いつか猫と一緒に犬も飼ってみたいですね。仕事をその内再開することになると犬の散歩が難しくなるので、老後の楽しみですが。 人気blogランキング参加中!ぽちっと! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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