伊豆急行電鉄:2100系 リゾート21
伊豆急行電鉄:2100系 リゾート21伊豆急行電鉄2100系は、昭和60年7月に営業を開始した、当時の同社の目玉列車。それまでハワイアンブルーを基調とした100系・1000系を使用していましたが、100系の更新に当たってそれまでの方針を転換、ある意味、今までの常識を覆す普通列車用電車が誕生しました。当然、当時もかなり話題になっていました。伊豆にはそれほど訪れる機会は多くありませんでしたが、何とか撮れた車両もありましたのでご紹介いたします。平成8年10月27日 伊東駅付近にて 4次車バンパーの部分にちゃんと「Resort21EX」と書いてありますし、運転席・展望窓にピラーが無いので、明らかに4次車だと判別できます。現在は、2代目「黒船号」となっておりますので、今となっては誕生時の貴重な姿となります。平成8年10月27日 伊東駅付近にて 3次車バンパーの「Resort21」は同じ表記ですが、位置が微妙に違います。下の車輌は現在のようにスッキリとしたスカートですが、上の車輌はスカートの左右に一対の通風孔があります。晩年の姿は何れもスッキリとしたスカートになっており、スカート周りが改造(取替え?)されてしまったようです。運転台のパネルが運転席と助士席にまたがった一体型であること、戸袋窓が後方の客室窓側に寄っていることから3次車のようです。平成8年10月27日 伊東駅付近にて 1次車全面手すりの数の違い及び最大の特徴となる連結器カバーを擁するのは1次車です。写真ではオリジナル塗装ですが、その後初代「黒船号」となり、平成18年3月をもって廃車となっています。平成20年3月9日 網代駅にて 2次車これは唯一撮っていて2次車のようですね。平成21年5月末をもって引退となっています。バンパー部に「Resort21」の表示が無いのが気になります。平成20年3月9日 伊豆多賀~網代間にて 4次車 2代目黒船電車同日、ラッキーにも黒船電車を見ることができました。平成20年12月20日 熱海駅にて 3次車現存するリゾート21としては最古参になりますが、1・2次車が100系の部品を流用したのに対し、3次車からは完全新製車となっていますので、もうちょっと長持ちが期待できます。平成23年に100系風塗装にリニューアルされてしまい、このオリジナル塗装は消滅してしまいました。伊豆急行電鉄:100系電車