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テーマ:海外のナース(81)
カテゴリ:看護
私の勉強しているコースの一つにSenior First Aidシニアファーストエイド(応急処置)のコースがあります。ここでは、このコースについて紹介したいと思います。
なぜシニアファーストエイドの資格が必要なのか。 シニアファーストエイド(応急処置)コースでは仕事中や何時でも災害や事故があったときに応急処置ができるように様々なことを学びます。オーストラリアでは労働環境の安全に対する意識が日本に比べて強く、労働環境保全について労働者と雇用者に対して法律で厳しく定められています。このコースも仕事上の安全性を高める目的で、職種にもよりますが、法律には「if more than 25 persons are employed at a place of work the employer must provide trained first aid personnel(Clause 20 of the OHS Regulation 2001)」「労働者が25人以上の職場にはファーストエイドのトレーニングを受けた者がいなければならない。」と、あります。この「ファーストエイドのトレーニングを受けた者」と認められる一つの資格がシニアファーストエイドです。TAFE以外でも様々な団体が同様のコースを提供しています。料金も期間も様々ですが、ニューサウスウェールズ州政府の労働環境保全機関であるWorkCover NSWの認可しているコースで取得した資格でないと、上記で示した法律の「ファーストエイドのトレーニングを受けた者」に当てはまらないため、コースの選択に注意が必要です。 資格と雇用について 看護助手(Assistant in Nursing)の求人要綱にはこの「シニアファーストエイド」の資格保持を条件にしているナーシングホームは多いです。この資格がなくても、職場教育の一環としてコースを受けさせてくれるナーシングホームもあるようです。 コースの期間:18時間 試験: ・筆記試験30問 多項選択式問題(22問以上正解でパス) ・実技試験 A:心肺蘇生 B:応急処置(ショック、出血、骨折) 参考URL: Workcover NewSouthWaleshttp://www.workcover.nsw.gov.au/ TAFE NSWhttp://www.tafensw.edu.au/ ファーストエイド ページ目次 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年11月19日 10時33分27秒
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