オーストラリアでナースを目指す！！

行ってきました、一泊二日のキャンプ。食べきれないほどの食物、10リットルの水と4リットルのコカコーラ、キャンプ用品などなど車いっぱいに詰め込んで、シドニーから約2時間ほどの所にあるウォレミ国立公園(Wollemi National Park)のWheeny creekというキャンプサイトに行きました。ここは山の谷間にある小さな平地で、近くには川が流れていました。この時期オーストラリアは学校が中間休みなので、５・６組の家族、複数のカップルが点々とテントを張っていました。

まず着いてからテントを設置したのですが、初めてのわりには難なくセットできひとまず安心しました。大変だったのは夕飯の支度中の突然の雨です。夕飯の用意のため薪で火を起こし始めたころ、急に風が強くなったなぁと思ったら雨が降り始めました。いつかやむだろうと、雨にも負けず風にも負けず避難もせずにそのままバーベキューをしていたら、幸いにも30分ほどでやみました。撥水性のジャケットを着て、荷物もシートでカバーしたのでずぶぬれにもならずにすみました。

夜は外灯などがないためとても真っ暗でしたが、雨が降った後にもかかわらず星がとってもよく見えました。周りの人たちは9時ごろには寝静まっているようでしたが、私はなんだか寝てしまうのがもったいなくて、結局寝たのは12時でした。昼間の暑さに比べると、夜中はかなり寒かったです。寝具はエアーベット(これはなかなか具合がよかった)と寝袋、毛布2枚で、かなり快適に寝ることができました。

次の日の朝7時ごろには驚いたことに日差しの暑さで目が覚めました。夜はとても寒かったのに、太陽の光で暖められたテントの中はまるでサウナのように暑くなっていました。外に出るととても空気が涼しくさわやかで、眠気も一気に覚めたのでした。

朝の醍醐味は朝食です。コーヒー好きの私たちは直火式のエスプレッソマシンを持参し、朝からおいしいコーヒーを満喫しました。朝食は簡単に缶詰のベイクドビーンズ(インゲン豆のトマト煮)と前日のバーベキューの残りのソーセージを混ぜて温めたものを食パンと一緒に食べました。日本ではあまり見かけないこのベークドビーンズはもともとイギリスから来たものらしいのですが、オーストラリアでもよく食されています。蛋白・糖質を含む栄養価の高い缶詰食品でキャンプには最適です。

朝食を終えた後は、持って行った本や新聞などを読みながらのんびりと過ごし、お昼に再びバーベキューをして帰りました。テントの解体、荷物の運搬など片づけをゆっくりとやっていたら3時間もかかってしまいました。慣れないこともありましたが、準備と片付けでかなり体力を使ったような気がします。次回キャンプをするときには、もう少し効率よくできるように工夫していきたいと思います。

一泊二日の短いキャンプでしたが、テレビやコンピューターなどから離れて自然のなかで過ごすのはとても気持ちのよいものでした。改めて夜の暗さや星の綺麗さ、太陽の温かさ、川の水の冷たさ、空気のおいしさを実感し、自然の素晴らしさに感謝しました。シドニーにはまだまだ沢山の国立公園があるので、是非ともいろんな場所に行ってみたいと思います。