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テーマ:海外のナース(81)
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先月からパーソナルケアラー(ホームヘルパー)として働いています。人のお宅を訪問してその人の自宅でシャワー介助をしたり朝の身支度、就寝の介助をしたりしています。 一日に1~3時間ほど朝、夜それぞれ又は両方働きに行っているのですが、利用者の方々ともだんだんと親しくなってきて、仕事というよりは、友人宅を訪れているような感じさえします。 私が学生のころから興味のあったフィールドワークなので、まるで自分が地域で働く保健師になったような感じがして、今までやってきたどの仕事よりも自分に一番合っている気がします。 大変なのはそれぞれのお宅まで車を走らせなければならないことですが、好きなラジオ番組(ポップスのクラシックヒット曲)を聞きながらドライブ気分で通っています。 今まで働いていたナーシングホームとは違って、利用者の家族との接点が大いにあることや、一人の人にゆっくりとケアができるという利点があります。年齢層も若い人から高齢者までさまざまです。身体に障害を持っていても自宅で生活をしていける環境が整っていて、ケアもしやすいし、利用者の方が家族に囲まれて生き生きと暮らしている姿がとっても素敵だと思い、大いにやりがいを感じながら働いています。 何十キロも離れた所にある会社の本部から電話やEメールを通して仕事の依頼がきます。直属の上司とは実はまだ一度も顔をあわせたことがないのですが本部の人たちははとてもフレンドリーで、この間はクリスマスカードと共に、素敵なスケジュール帳までプレゼントしてくれたほどです。会社のマネジメントがとてもしっかりしていて、働き手の立場をいつも考えていてくれているようなので、とっても働きやすい印象があります。 「何でもやってみないとわからない」という言葉通り、この仕事を始めて新たに感じたことや得ることのできた知識など、まるで新しい世界を垣間見ているような毎日です。障害者を取り巻く家族、社会、環境、福祉サービスなどは、普通に健常者として暮らしている中ではなかなか見えないことのほうが多く、いかに自分の知識というものが限られたものだったのかをひしひしと感じています。
クリスマスが近くなり、カジュアル(非常勤)としての私の出番が多くなりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年12月14日 17時59分18秒
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