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Maryam's HP 日記

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Hiro Maryam

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2012年01月05日
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カテゴリ:私見





息子は同級の他の子と比べ、お行儀が良いということです。

家では、かなりいきがってるんで、時々ガツ~~ンと私にやられますけれど。

息子の先生は来年定年退職ですが、、、

息子のように喧嘩をしない、他の子供から悪いことを覚えない子は

今まであまり見たことがない、と言われたのです。

そして先生に どのように息子を躾たのか?

と尋ねられたので紙にかいて渡しました。

以下がその内容です。


喧嘩をしてはいけません

っと子供に教える親がほとんどでしょう。

なぜ喧嘩をしてはいけないのでしょう?

これも子供に教える親も多いでしょう。


でも私は息子にそのようには教えませんでした。

なぜならば 喧嘩 はどうしてもするものだからです。

とくに男の子は、大学生になっても友人と、

殴り合いの喧嘩をするだろうと思うからです。

通りすがりの人、店で隣り合わせになった人だったら尚更です。


だから私は息子に 喧嘩のやり方 を教えました

喧嘩は 自分が誰かを殴ってすっきりしたい からでも

誰かに自分の腕力が強いことを示して、自分の思い通りにするため

のものでもありません。


誰かが悪いことや、間違ったことをしているときに

言葉だけではそれが理解されず、

その悪いと思った行いにどうしても、自分が我慢ができないときに

手や足、身体を使って抵抗することだ と教えました。


そして、喧嘩にはルールがあること も身をもって教えました。

相手が兄弟や姉妹、従兄弟や友人の場合、

相手の腕が折れたり、相手が重症を負うまで喧嘩をしてはならないこと、

叩かれたら、蹴飛ばされたらどれだけ痛いかということを、身体で教えました。


そして相手を押したり、物を投げたり、ものを使って攻撃してはいけない

それが 非常に危険な行為 であることも教えました。



めったに息子が悪いことをしたり、

私を叩いてきたことはありませんでしたが、


息子が私を叩いてきたら、叩き返しました。

再び叩き返したら、また叩きました。

蹴っ飛ばしてきたら、私も蹴っ飛ばしました。

もちろん息子が私にしたのと同じ程度の力で返しました。

ものを使って攻撃してきた場合それは ずるい と言いました。

ものを投げてもいけないといいました。

そして彼が疲れるまで相手をしました。

(私たちが空手を習い始める前から、私はそうして息子を育てていました。)



こうして 

”君が間違ったことをしているから私は怒っているし、戦っている”

っということを示すために 息子と喧嘩 をしました。

真剣に、真面目にです。

絶対に笑ってはいけません。


こういう 躾 は 5,6歳までの間に行われることが好ましいです。

私は息子と4,5,6才の時よく喧嘩をしました。


できるだけ小さいときに子供に善悪を教えてください。

善悪を教えるのは2,3歳からです。

こんな小さな子供に何がわかるのか?

というイラン人の方々は、沢山私の周囲にいます。


でも、子供にはわかります、伝わります。

子供の目をみて真剣に。その行為は悪いことだと叱ると、

子供はちゃんと理解します。

子供が怖がって、泣いても、笑ってはいけません。

子供には、どうして叱られているのか理由はわからない、かもしれません。

でも

自分が悪いことをしたから、いつも笑顔の大好きなお母さんが怖い顔をしているのだ

ということを理解させるのです。

そうすればその 悪いこと をもうしなくなるのです。


小さい子供相手に可哀想だ

といって、躾されない子供のほうが可哀想だ と私は思います。

子供ほど 真剣 が通じる相手はいません


日本では 三つ子の魂百までも

という諺があります。

子供が幼い頃に、教えられ、身につけた事は

その子が100歳になっても魂の中に残るという意味です。


今、息子は満8歳になりました。

この歳になると、親が怖い顔をしても言うことを聞かなくなります。

どうしてもしてはいけないことを教えるとき

きちんと子供が理解できるように、説明して納得させなければいけません。


学校で誰かをいじめたり、悪口を言ったりすることを

私は息子に、絶対にしてはいけない と言っています。

顔が醜い、頭が普通よりも際立って悪い、背が低い、太っている、痩せている、

あるいは両親や兄弟や親戚に障害者がいる、家が貧しい

いろんな理由から子供は、普通とは違うことを感じ

それがいじめにつながることが多いようです。

私は息子にそういうことで、人を馬鹿にしたり、いじめたりしてはいけない

ときつく教えてきました。

本人が一生懸命直そうとしても直せないこと

特に両親や家族、生まれながらに備わった特徴を取り上げて

いじめること、からかうこと、はしてはいけないと教えました。


例えば、誰かが息子に、お前の顔は フィリピン人のようだ

日本人の目はどうしてあんなに小さくて醜いのだ

日本人はどうして豚や、生の魚やタコやイカ、カニを食べるのか?

っと言われて悩んでいたとします。


そのことを自分でどうにかできますか?

君は自分の両親や生まれてくる家を選ぶことができましたか?

自分の顔や姿を決めることができましたか?


っと。

そういうことを決めるのは誰ですか?

っと。


自分ではどうしようもない、

それは神様がお決めになった


っと子供が答えたなら、


そうだったら、その子をいじめることは

神様がなさったことに対して文句を言っているのと同じじゃないの?

と。

そしてたとえ、他の子がそういう 馬鹿なこと をしても

君は絶対にそれをしてはいけませんと教えました。


以上がその内容でした。



私は三つだった息子に、こういったこともありました。

自分が口にしようとしている言葉、自分がこれからする行いが

それをした後、どのような結果になるのか、

まず考えてから、口にしなさい、行いなさい と。

息子は

僕は小さいからわからないよ、できないよ、考えられないよ!

と泣き叫んでいました。

でも今、少なくとも息子は学校で、しっかりとこれを頭に入れて、

生活しているのだろう と私は思っています。



私は、息子が生まれたときから、たとえ自分の子供といえども、

異なった別の人格の人間なんだ・・・と思っていました。

母でも他人、、、自分は母親として冷たいのだろうか?

と思ったこともありましたが、それでもその気持ちは変わりませんでした。

でも最近は、それがわかってないと 子供にとってかわいそうだ

っと、、、義姉妹達ををみて、つくづく思ったことがありました。


なぜならば、それがわかっていないと

子供も根本の部分において、親離れが出来なくなる

という結果を招くことがあると思うからです。

突き放したり、強がったりしているのに、根っこがくっついている・・・

そういう親子関係を目にすることは珍しくありません。

義母と彼女の末娘である義妹4は、まさにそういった親子関係にあります。

義母は68才、義妹は37才です、それでも根っこがくっついているのです。


これを、、、もっと辛辣な言葉で書くと、

子供が自分の一部であり 恥部であったりするのです。

だからかばう、隠す、それが無理なのに。

なぜならば、自分の恥部じゃないのですから!

他人の恥部だったら お前は馬鹿か! と叱り、本人に隠すように言えるのです。

でもそれが言えない、親であるのに 言えない! のです。

ひどいときは、

娘が恥部をさらすのは別の誰か(娘の周囲の人、たとえば 彼女の夫)のせいだ!

などという母親もいます。

根本的な間違い がその内に存在するように私は感じます。


ですから、自分に子供がいなくったって、

あるいは自分の子供でなくても、養子を育てている人の中には、

子供を自分の一部とおもって育てている上記したような世の親より

よほどよく子供を育てられる場合も多いのではないかと私は思っています。



子供を育てるには確かに、愛情が大切です。

でもそれは 盲目的に、親の身勝手に注がれる場合は

その子の、真の成長、精神的な自立そして自律を妨げるものとなる

と、私は思います。






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Last updated  2012年01月06日 03時42分02秒
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