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恋するカレン 大滝詠一
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YOUTUBEを見ていたらたまたまこの曲名が目に入り
久しぶりに聴いてみた。
いいな~~と思ってしばし聴き入ったのであった・・・
そして、いいな~~~~、っと聴き入ったのは
この曲の中の”僕”の心境に共感する部分があったからだろう、と想った。
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しかしよく考えてみると・・・
この曲は飽くまで カレンさんにふられた”僕”の世界 を歌っている。
これを 恋するカレンさん の立場で
同じ出来事を語ってもらったら、、、、、
全く別の世界が見えてくるんだろうな・・・と想った。
カレン、君を誰よりも愛していた
しかもそれを知りながら、形のない優しさより、見せかけを選び僕を捨てた
カレン、君は振られた”僕”よりも哀しい女だ!!!
などという、この曲の”命”とも言える部分の歌詞などは、
おそらく100%振られ男の妄想?!とも言える主観(僕だけの世界)でしかない。
これを直接カレンさんに訴えたら、
”ええ~~~~そんなことない、ぜんっぜん事実と違うわ!”
と雄叫びならぬ、雌叫びをあげるかもしれない。
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100歩譲って・・・カレンさんは確かに、
見せかけにタブラカサレ、誰よりも彼女を愛する男性を捨てたとしよう!
そのカレンさんは、、、、、
もしもこの曲を、振った相手”僕”とは全く関係ないところで、
時の流行歌として耳にしたとする。
おそらくカレンさんは、ワタシと同じようにココロを動かし
きっとこの曲にしばし耳を傾け、聴き入るのではないか?
この男性の心境に 共感するのではないか? と。
これは一体どういうことなのだろうか・・・
これはカレンさんだけのパターンではないとワタシは想う。
カレンさんでなくてもワタシだってきっと、
この曲のカレンの立場でも、この男性を振っていたことは想像に難くない。
そして、そういう過去を持っていながらこの曲を聴いて
この僕の心境にも”甚く”共感するのではないか?
そして、カレンはなんてひどい女なのだ!などと想うかもしれない。
しかしワタシ(ある男性を振った女性)は自分の過去を、カレン(曲中の女性)と重ねることは、、、、ほとんどないだろう。
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ヒトのココロ の恐ろしさはその辺りにあるんではないか?
とワレは想う也。
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心境小説のヒーロー(ヒロイン)
ヒトは
家族や友人や地域 組織 社会の中で生きているにもかかわらず
皆それぞれ ココロというフィルターを通してしか
日常 生活 を認識できない
皆と一緒に生きているようでいて
皆それぞれが ”心境小説”の中の主人公なのだ
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