羽田到着は、午後１１時の予定でしたが、
ありがたいことに７・８分ぐらい早く到着しました。
私が予約していたホテルの最寄りの駅まで行くバスの最終は、
１１時55分発でこれを逃すと、
タクシーで、深夜料金を払ってホテルにいかないといけなくなります。
バス乗り場をネットで地図で確認していました。
最終バスだけは、通常の乗り場ではなく、別の乗り場になることも調べていました。
それでも初めての場所は、なんでもないような場所でも時間がかかり、
それは夜中だったらなおさらだったりするので、
できるだけ時間に余裕があるといいな・・・と思っていたのでした。
そんなわけで入国手続きをして、荷物がはやく出てくるといいな～
などと、荷物受取場所を確認しながら思っていました。
そんな私の目の前に飛び込んできたのは、
私の名前がカタカナ書きになって記されたプラカード！
そのプラカードをもって、私の名前を口にしていたのは、
日本航空の制服を纏った若くて美しい女性でした。
なぜに？？？我が名が？？
っと思ったものの、恐る恐る私がその名前の者です・・・
っと申し出ました。
彼女は私に
ドバイからいらしたのですよね。ドバイでは時間がほとんどなかったのですね。
本当は乗り遅れてもおかしくない状況だったんです。
それでもこうして飛行機にまにあって日本にいらしたのはラッキーでした。
今、同じようにテヘランからドバイを経由していらしたお客様
７・８人の方の荷物が届いていないということが判明してまして、
おそらくお客様の荷物も90％届いていないものとおもわれます・・・
私はびっくり・・・そして茫然自失 となったのでした。
理性は彼女の言葉を受け入れ、なんども頭の中で反復して、
感情に一生懸命理解させようとしていました。
感情のほうは、ショックの大きさを軽減しようと、
己の感情を喪失させて、事実をありのままに眺めようと必死でした。
あら・・・・(´Д｀;)困った。
息子の衣服は、（飛行機の中でジュースなどこぼしたときにっと、）
手荷物の中に一日分ぐらい下着もいれてますが、
私のものは全てあの荷物の中です。
（こんなに汗臭くて、野良猫のような臭さでいるのに、
ホテルでシャワー浴びても着替えがない！！！！(;_;)）
ああ、、、できるだけ早くに役所や警察署で手続きしようと思っていた
書類もすべてあんなかだわ・・・
っと、彼女に話しながら、自分の頭の中を整理してました。
私はまず最初に、ホテルにあてて電話しました。
飛行機に預けた荷物が届いていないので、書類作成のために
予定よりもホテルのチェックインが遅れるかもしれない
っと話しました。
日本航空の美しい彼女は淡々と、正確に仕事をこなしつつ、
同情いたしておりますということをも、慎ましく私に示しながら、
おそらく荷物は届いていないと思われますが、
明日は間に合いませんが、あさってには届きますので・・・
（私に落ち着けっということ）
でも検閲がありますから、お荷物の鍵を預けていただきたい。
そして送り先の住所はどちらでしょうか？
早朝でもホテルは対応してくれるかどうかホテルに確認したいので
ホテルの電話番号を教えてください。
荷物はどんな色でどんな大きさでいくつありますか？
中にはどんなものがはいっていましたか？
お酒、タバコははいってますか？
（イランからだからそんなもの入ってるわけないじゃん！
ほとんどは私と息子の衣類、
そしてお土産と多少のお菓子類などの食料だわい・・・）
などと尋ねられて、書類を作成していました。
もう少しすると最終の荷物が回ってきます。
念のためにその荷物を確認してください。
っと言われたのでした。
私の目はまわってくる荷物に向けられました。
遠目に見えてきたのは見覚えのあるメタリック緑に
赤いバンドがついたスーツケース。
息子に
あれ、あれあれ、、、、あれうちの荷物じゃない？
そのあとにも、
それも、それも、、、その紺色の小さいのもうちのじゃない？
息子と二人で喜び勇んで駆け寄って、
二つの大切な、大切な荷物を
我が手元に引き寄せました。
大切な我らが荷物は、おそろしく表面が露結していて
サウナの中から出てきたようで、私も息子もびっくりしました。
美しいお姉さんは、
良かったですね！
無駄なご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
湿気はそれでも今日はまだ普段よりはいいんですよ・・・
っと言ってましたが、
私はその言葉の半分もきいておらず、
最終バスがこの時間なんで、
乗り場もわかんないので、いそぎます。
お手数おかけいたしました～～～～～。
っと早々にその場を立ち去りバス乗り場探しへ
と向かって行ったのでした。
バス乗り場は5分ぐらい探すのに時間がかかったでしょうか・・・
大きなスーツケースと小さなスーツケースを二つ、
一つは息子に預けてエスカレーターで、
空港の外にでてバス乗り場へ向かいました。
思ったよりも時間があり、バスに乗り込み
午前０時半に最寄りの駅に付きました。
昼間ならなんのことはないホテルの場所。
でも大荷物をもって
夜中にさがすとなると 事が大きい のです。
次の日にわかったのですが、
あともう８０ｍぐらいのところまできていたのですが、わからず、
駅にもどって、タクシーに乗り込み、ホテルの名を告げて
深夜料金を払ってホテルに到着しました。
ホテルに到着したのは６月２日の午前０時４５分でした。
（私と息子がテヘランの自宅を出たのは、
日本時間の６月1日午前６時半でした）
Midorinonimotsu(401x640) posted by (C)maryam f d
※ 画像は帰りの成田空港で撮影
（今日はワールドカップ日本の第一戦。
息子は朝5時に起床し、このTシャツで応援してます。）
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