6月10日(火)には、教え子と会いました。
この次の日は日本を出立する日ですから、最終日でした。
午前中の早い時間に役所へいき、再び海外転出の手続きをして、
彼女との待ち合わせ場所、新宿へと向いました。
彼女にも来日前に連絡をしておりまして、
彼女からは、
”私の他に誰か会いたい人いない?”
などとも言われておりましたが、
来日してまもなく、私は発熱してしまったので、
結局・・・最後の最後に、彼女と会うことになりました。
(でも、会えただけ有難かった<(_ _)> )
6月5日に会った教え子は、二人共二年間、私のクラスに在籍していましたが、
この日に再会した教え子Sは、私のクラスではなく、
二年間、国語を教えていただけでした・・・にもかかわらず、
Sは私がイランに発つ日に、
学校を早退して成田空港まで さよなら のために来てくれました。
私が担任していたクラスの子数名も、早退をしようとして、
その理由が発覚して早退を認めてもらえなかったそうですが、
Sと私の接点は国語だけだったので、他の先生方も、
まさか、Sが私に会うために早退する・・・
などということは考えず、疑いもしなかった、ということでした。
その上、彼女は高校を卒業した春休みには、単身でイランへ私に会いにきてくれました。
彼女は高校時代、バレー部のキャプテンをしていました。
気性も、見かけも男の子っぽくて、お母様と一緒にデパートのトイレに入って
お母様よりも先に出て、手を洗っていたら、
ある女性に、
”ここは女性用のトイレです”
と言われたことのあるような教え子でした。
そういう男っぽい気性の子に、私はとても惹かれるところがあって、
またきっと、私にも男っぽいところがあったので、
担任でもなかった私に、彼女はこれほどまでに、懐いてくれたのだとも思っています。
短大をでて、30近くまで保母さんをしていましたが、結婚をして、
3年前にいったときには、幼い男の子が生まれていました。
そして今回メールをしたら、下の子を両親ところに預けてくるから・・・
などとあったので あら、いつの間に(’◇’)??
息子ちゃんがもうひとり増えていたのでした!
二人の幼い男の子の母 となった教え子は今はもう34歳。
もともと体力は十分だったけれど、
たくましさとともに、竹のようなしなやかな強さも加わり、
そして、学生時代のときのまま、さわやかな清涼感漂う女性になっていました。
新宿で待ち合わせをして、ファーストフードのお店で食事をして、
写真をとったり、luckyなことに、彼女は最近スマホに変えていたので、
彼女のスマホにlineを入れて、IDを作ってログインして、
私と息子を友達のリストに加える作業をしました。
こうすればいつでもイランにいても、簡単に画像を送ったり、
メッセージを送ったり、お話しすることができますから!
明日はいよいよ日本を発つ日だったので、
もう少し細かいお土産を購入したかったり、
スーツケースに荷物を詰める作業などがあったので、
彼女のほうも、上の息子ちゃんの幼稚園のお迎えもあったりで、
ほんの数時間の再会ではありましたが、とても充実した時間を過ごせました。
イランにもどってからLine でチャットをしていて、
Sの親しい友人でもあった 小説好きな教え子 の話から、
私も小説もどきを書いてるのよ、なかなか進まないけど!
などという話になって、
おとぎ話 ”春” を送って読んでもらったりしました。
そして、
”やっぱり、国語の先生 なんだね!”
っという思いもかけなかった返事をもらい、
たった数年間、教師と生徒という間柄であっただけなのに、
教え子とはなんと優しいものなのだろうか・・・っと、
Sの言葉は、日本を置き去りにした私に染み透っていき、
ささくれだっていた心を癒してくれたのでした。
Collage 2014-08-04 20_21_17 posted by (C)maryam f d
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