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Maryam's HP 日記

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Hiro Maryam

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2015年05月26日
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テーマ:短歌(1697)




一粒の雨







握りしむ

てのひらの裡の

ひと雫

煌き落ちて

思ひ及びぬ







握りしめたわたしの手のひらの裡にあった

一粒の雨

ほんの一瞬キラリと光って

落ちていった



ひと雫がポロリと落ちて

その時になってようやく

わたしはその存在に気づくのでした




hitoshizuku.jpg




無意識にも

手の裡に握って掴んでいた

そのたった一粒の雨を

虚しい

儚いと想う方もいるでしょう



わたしだったら

きっとそれを

ただ、愛おしく思うだろう


握っていたひと雫が

こぼれ落ちて消えていってしまったとき

なお一層

愛おしく想うだろう



わたしの瞳からは

その一粒を追うように

あとからあとから

たくさんの雫が滴れるだろう



そしてそのあと

絞り出すような嗚咽がきこえるかもしれない





こぼれ落ちてしまうまで

たとえ無意識でも

わたしが手のひらに握りしめて


一緒にその場をやり過ごし凌ぎ


わたしのこゝろを潤してくれた


珠玉のような一粒の雨を想って・・・















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Last updated  2022年02月10日 11時31分28秒
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