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テーマ:短歌(1697)
カテゴリ:短歌・俳句如きもの
昨夜、丑三つ時に窓の外を眺めたら、 ほぼまあるいお月さんがとても美しく輝いていた。 そうそう、そろそろ満月じゃない? っとネットで調べてみたら今日は十五夜。 イランのイスラム陰暦を確認してみると、明日がラマダン月の14日で、 うーーーんこのズレはなんだろか?と思いつつ、深く考えないことにした。 ラマダンも折り返し地点近く、明後日はシーア派二代目のイマームハサンのご生誕日で、 明日の日没後の断食明けの食事エフタルの後は、イランの多くの場所で、宗教のパーティーが開かれる。 義母がこの日にたくさんのお客を呼ぶのが恒例となって久しいけれど、 4・5年前に実に嫌な目に遭ったことがあるわたしは、それからは当日に台所で、 お手伝いさんと一緒に下働きするぐらいで、お客の前にも姿を現さないでおられたら、 現さないでいたい、、、っと密かに切なる願いを抱きながら、それでも顔を出すようにはしている。 わたしがこのように宗教行事と一線を引くようになったのは、結婚してから10年を経過した後で、 それ以前はできるだけ協力しようとわたしなりに一生懸命過ごしてきた。 距離を置くようになった理由はもちろん一つではなく、 そのように至った経過は、わたしにとってはひとつの大きな、大きな傷で、 いまでもその傷跡は目に見えずとも、私はそれから目を背けたくなるものだ。 今年もこの毎年恒例の行事で義母の横暴を感じて、実に嫌な気分になったけれど、 とにかく明日を無難に過ごしたい、ただそれだけ。 イランにいる限り、宗教行事とは無縁ではいられないのはわかっているから、 ただただ、心安らかにやり過ごしたい、、、ただそれを願うのみ。 イスラム教徒の挨拶は SALAM で あなたに平安あれ という意味なのだが、 善を振りかざした横暴に気づかない人が多く、なんど衝突しても分かってもらえない。 義母の善行は善行で、それを否定する気は私にはサラサラない。 ただただわたしの願いは、どうか嫁のわたしを貴女と同一視、自分の身体や腕のようにみなすのをやめてほしい、 わたしを蛇が蜷局(とぐろ)をまくように、自分が得意なことに巻き込むのはやめてほしいだけなのだ。 わたしは貴女と敬虔な貴女様のご一族とも異なり、立派な嫁でもなく、素晴らしい人柄をもってるわけでもなく、 親戚やご近所にもそう思われも構わないじゃない? 貴女が得意でもわたしは大の大の大の苦手であるということを容認してほしいだけなのだ。 ********************* 逃げ場なき吾押すなかれ吾乞ふは日々人くちにす平安なりて にげばなきわれおすなかれわれこうはひびひとくちにすへいあんなりて ****** 居場所も逃げ場所も此処しかないわたしを、抗えない力で押し付けることをしないでください。 わたしがあなた方から切にほしいと願っていることは、貴女を含めた、イランの人々が、 日に何度も、何度も、挨拶として口にしている、心の平安だけなのです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年06月20日 11時58分25秒
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