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テーマ:短歌(1697)
カテゴリ:2017年来日記
飛行機は時刻通りに準備が整い、搭乗ゲートが開いて私たちは乗り込んだ。テヘランからカタールのドーハまでは、約二時間半のフライトで、座席は二人がけで私たちだけだった....他人を気にせず休める、ラッキーっと思ったのだけれど、後から考えるとそれが災いしたのだろう・°°・(>_<)・°°・。
フライトはテヘラン時間の11:35PM(7月24日)。普段十時半、十一時には眠くなる私は飛行機に座って間もなく、五里霧中の海に人魚の子守唄に誘われるかのように船を漕いで夢路を辿っていた。 息子はテヘラン空港のゲートで搭乗を待っている時から自身のスマホでゲームをして時間潰しをしていたが、機内でも引き続きゲームしていたんじゃないかとおもう。。。 二週間の滞在費の三分の一ほどの日本円が入ったバッグを肩から下げ私は船を漕ぎ続けていた。 ↑テヘランを飛び立ってすぐに撮影。 ドーハに到着したのは現地時間の7月25日0:10AM ドーハの方がイランよりヨーロッパ寄りで2時間の時差がある。 飛行機から降りて、transfer(乗り換え)の案内に従い、再び手荷物検査を受けた後階下へと向かった。 意外に広い空港で免税店は夜中でも普通に開店していた。また混んではいなかったけれど、トランジットのために空港で待ち時間を過ごす人が世界各国から来ているのがわかり、混みあってはいなかったけれど空いてもいなかった。 ドーハに着いてすぐに息子が私に 「お母さん僕のスマホ頂戴」っと言った。 私は何のことだかわからず、 「え?あずかってないよ???」 息子「飛行機の中でお母さんに預けたでしょう?」 何を言ってるのか、預かった覚えはない....息子は確かに預けたという。 そして私はねぼけながら受け取ったという。 私には記憶がなかった。 記憶を手繰ると、一度機内で物音で目が覚めたことがあった、通路側を見たら私の座席のシートベルトが落ちていたから、てっきりその音だと思い込んだけれど、息子のスマホが膝から落ちて前方の座席の下に落ちた音だったのだろう っと思い当たったけれど後の祭りだった.... なんで一心不乱?に眠りこんでいる私の手に息子は預けたのか?意識のない人間なんか人の形をしているだけの物体なのに?! しかも私は肩からバッグを提げていた、私の手ではなく、私のバッグにサッと入れるという機転がきかない息子が腹立たしかった! そして旅の初っ端から失敗をやらかした自分に幻滅したのだった。 【災ひは安の弛みに潜み在る人魚誘ふ水底がごと】 わざはひはあんのゆるみにひそみある にんぎょいざなふみなぞこがごと 災厄は安穏とした雰囲気の気の弛みの中に潜んでいる 美しい人魚の歌う声に誘われて海の底に引っ張り込まれて溺れるように ************ しばらく息子と私の間には不穏な空気が流れていたけれど、私の脳みそは再び睡眠を欲し、息子は私のスマホをいじり始めてスマホをなくしたことから気がそれたのだった。 ドーハでの乗り換え待ち時間は6時間もあった! ↑息子撮影。意識のない私 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年07月14日 18時01分30秒
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