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テーマ:短歌(1697)
カテゴリ:2017年来日記
長かった待ち時間の6時間がようやく終わるのを告げるかのように夜が白々と明けてきた。そしてゲートが開き、朝が来てようやく飛行機に乗り込めた。 3人がけの椅子に他人が来ないといいな....っと思っていたけど、通路側の席にはイラン人の男性が既に座っていた。 私よりもきっと一回りぐらいは若いのだろうけれど、白髪がかなり混じり、きちんとした服装をしていて、とても丁寧で礼儀正しい方であることをその外見からみて取った。 息子が窓側の席を望んだため、私が彼と隣り合わせに座ったのだった。立ち上がったあと狭苦しい座席に着いたり、シートベルトをつけたり外したり、食事、仮眠をとったりする時でも彼はできるだけ私に触れないように注意を払ってくれていることを感じた。 そういう人には宗教心が悪い意味で強く、外人、異教徒に触れるのを忌としてそのように接するイラン人もいるけれど、彼の場合は異性に対する気遣いという良い意味での所作だったと思う。 そして一般的にイランでは異性同士は気軽に声をかけたり、目を合わせたりすることはないので彼とは、日本に到着する四十分ぐらい前まで、ごくごく必要な時に、最低限の言葉しか交わさないでいたのだった。 【辛き夜の終わり告げし白光は旅のつヾきの扉放ちぬ】 長く辛かった夜に終わりを告げた朝の白い光は旅の続きの扉も開け放ったのだった にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年07月21日 20時03分51秒
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