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テーマ:短歌(1696)
カテゴリ:短歌・俳句如きもの
今夜夫はタイに出立、十日間ほど不在となる。 ここ数年の夫は昼夜ともに生活時間が全く合わないし、家にも居ないので息子も私も慣れているけど、 息子が酷い風邪、私も息子ほどには悪くないけれど風邪気味で多少の不安はある。 また今日は義母の入院五日目で、昨夜の義長姉の話によると、 いろいろな検査の途中で義母はすい臓がんの進行状態を理解してしまったが、 それを受け入れられないで、その大きなショックから皆の今までの対応に不満をぶつけているらしい。 なぜ家財を売り払ってでも、もっと良い医者にみせなかったのか、なぜ手術しなかったのか等・・・ 今更私がこんなことを言っても仕方がないのは承知しているけれど、 ドイツにいる義妹も義母の検査結果の写しを向こうの医者にみせて、持病(糖尿病、心臓病、高血圧)と年齢からみて、身体にかかる負担に耐えられず、手術の途中で様態が急変する可能性が多々あり、放射線治療も一日、一日の生活内容の質を考えると勧められないといっていたし、私もそれがきっと正しいのだろうと思っていた。 そもそも最初にガンが疑われた時に、検査場から自宅に直接電話がきて、 すぐに再検査するよう言われていたのに、それをしないでドイツに出立し激やせし、 そのあとすぐにイラクのカルバラにも行ったのは義母の意志からだった。 そして再検査をしたのは、再検査の電話をもらってから一ヶ月半も経過していたように記憶している。 しかしそれも致し方ないこととも思う、なぜなら、 多分癌だろうな、義母がドイツから帰国し激やせした姿をみて癌を確信していた私と違って、 夫も義姉妹たちも、義両親も実にのんびり構え、 (わたしが癌かもしれないから早く検査したほうがいいと騒いでいたのに対してその頃はまだ)大袈裟じゃない?みたいな状況であったから。夫にさえ私は ガンって決まったわけじゃないのに?っという顔をされたことがあったからそれ以後私は口出さないことに決めていた。 (私が先のことなど知りたくないと切に思うのは、こういう風に当時の周囲の事情と心境と、私の認識・意識が食い違うことになるから。) 時間は取り戻せないし時を経ていく過程で認識・確信したことをも、人は過去に遡らせて適用させ、物事を考えるのだ。 医者の人格も様々で、前触れもなく事実を患者に明かす医者も多く、イランにこういう事情があることは今回わかったことではあるけれど、 最初から隠し通せるものではないのなら、最初から患者に明かしてしまったほうが良かったのかもしれないと、今更ながらに私は思う。 “あなたたちわかっていたのに、こういう状況になるまでわたしを放っておいたのね” っという義母の気持ちも仕方がないのだろうと思う。 【能はぬと知るも過去へと針戻す理想と希望捻り巻き込み】 【時経るに徐々に明かさる事実さへ過去に引き出し事を想ひて】 時を戻すことなどできっこないとわかりきっているけれど、 人は自分の理想と希望をそこに捻り巻き込んで心の時の針を戻すものなのだろう 時が経過していくうちにだんだんと明かされていった事実さえも過去に遡らせてそれを引き合いにだして事を想い描きながら 義母が入院中の病院にて撮影 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年10月03日 18時33分30秒
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