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Maryam's HP 日記

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Hiro Maryam

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2018年01月14日
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カテゴリ:2017年来日記




ロックされた自動ドアを前に、左右にガラス戸を動かしてもビクともせず、虚しく時間が過ぎていく…その間私の心の中で散々この宿泊施設の管理人への罵詈雑言を吐きながら…。

そんなことしていても問題は解決しないので、私は荷物を持ったまま階段を駆け上がっていた。二階は比較的長期滞在する客のためのシェアルームと共同のトイレ、シャワールーム、台所、リビングルームがあるフロアで、誰かしらいると思ったからだった。

シェアルームの玄関のような下駄箱のあるところで様子を伺ってみると、心地よさそうな寝息がきこえてきたので、

“すみません、すみません、困っています、すみません”と声をかけてみた。

一分ぐらい少しづつ声を大きくしながら呼びかけていた時、規則正しかった寝息が途切れてひとりの若い金髪白人男性が上半身裸で出てきてくれた。

その人は英語で“どうしたの?何があった?英語話せる?”

っと尋ねてきたので、

“出かけようとおもったら入口のドアが閉まっていて開かなくて困っています”

っと答えたら、部屋に戻ってTシャツを着て私と息子と一緒に階下まで降りてきてくれたのだった。


そして一階の隅っこにあるネットルームの部屋に入って、その奥にあった裏口を開けて私達を外に出してくれたのだった。




後日談: 数日後に静岡からもどって管理人にこの事の次第を話したら、“あれ?説明してなかったっけ?これも渡してない?”っと、Wi-Fi、裏口を開けるパスワードなどが記載されている、ホステルの利用説明が記された紙を渡されたのだが、一週間以上も私達はそれらを知らされずに過ごしていたのだった。イランではこういう人は普通に見かけるけれど、日本でこの手のタイプに関わったのは初めてだった!!



続く






















昨日の朝焼け。上から四、五枚目にも細い細い残月がちょこっと見えます。今朝の朝焼けも真っ赤だった。けれど月は見えなかった。





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Last updated  2018年01月14日 13時36分00秒
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