テーマ:京都。(6103)
カテゴリ:◎Travel
降りしきっていた雨も、明け方にはすっかりあがっていていました。
京都にくると無意識にも向かってしまうのが、やはり三条~四条。 澄んだ朝の空気の中、まだ人気のない先斗町を歩く。 毎年この時期になると、鴨川千鳥の赤提灯が店頭に並びます。 幼い頃、今は亡き祖父に連れられ 「鴨川をどり」や「顔見せ歌舞伎」などに数回お供したのですが、 良さをまだ理解できない程に幼かったため、 昨年、2●年振りにあらためて「鴨川をどり」を観にいき、 最後に蒔かれる手ぬぐいもちゃんとゲットしました◎ その後、祇園小石にて、昼食の抹茶シフォンパフェを頬ばり 花見小路通りにて、金魚が描かれた手触りのよいカーゼ生地のタオルを購入。 そして向かうは日本最古の禅宗の本山寺院・建仁寺。 見方によっては景色が異なる花頭窓(火灯窓) そして数々の襖絵。 すました顔がまるで人の表情の連想させる、 横たわった兎の絵が一番好きでした。 そして、私が試練に遭遇した時、辛い時、苦しい時に必ず手にしてしまう 故手塚治虫の作品『ブッダ』(仏陀)の「大涅槃図」が特別公開されていて、 つい必死に見入ってしまったのですが、 それ以上に息をのんで暫くその場から離れられなかったこちらの「双龍図」。 天井に描かれた雄大かつ実にリアルなこの絵の大きさは何と! 畳「108畳」分に相当するのだそう。見上げすぎて首が痛うなりました… それを癒すべく方丈の縁側で一休み。 時間に余裕があるならば、ずっとここに居たくなるくらいに心地よかったです。 実をいうと当初はここにいく予定はなく、 (複製ですが)有名な風神雷神の絵があることも知らなかったのですが、 旅に"臨機応変"はつきもの。まさに"偶然"が"必然"に変わるこの瞬間。 ちゃんと行くべきところには行くものなのです。人の出会いと同じくして。 ここは京都を含む関西・関東・九州といった、 今までまわったお寺の中でもかなり良かったです。 でも私の中での永遠の第一位は、やっぱり思い出深い永平寺かもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/05/08 02:21:24 PM
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