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最後にクラブを握ったのは何年前のことだろうか。
思い起こせば小学生の頃から、父の「お供」をしていたゴルフ。 父と違って私の場合、もっぱら打ちっぱなしですが、 スパルタではないにせよ、その度に 手取り足取りコーチしてもらっていました。 そして本日、暑さがひいて風がでてきた夕方、 歩いて数十分の場所にある打ちっぱなしにいってきました。 まずは基本姿勢を思い出すべく素振りから。 頭と体で無意識にプログラムされている 自分なりのフォームを静かに思い起こす。 そして丁寧かつ的確な父の言葉が続く。 「足は肩幅まで開いて、 体は常にまっすぐ、 そして最後までボールをしっかり見る。」 昔も今も全く変ることのないこの言葉。 不思議なことに、これを言われるがままに実行すれば、 何番のクラブを使おうと、「スパーン」と、 確実にヒットし、まっすぐ綺麗に飛ぶのです。 「打てなくなっていたらどぅしよう…」といった心配をよそに、 気がつくとすっかり昔の自分を取り戻していました。 小さい頃からの私の目標は、 (1)まず基本のフォームを体でおぼえること。 ↓ (2)ボールにあたること。 ↓ (3)右や左へではなく、低くてもよいのでボールをまっすぐとばすこと。 ↓ (4)少し上に向ってまっすぐとばすこと。 ↓ (5)目標となるグリーンは100ヤード。 ↓ (6)目標となるグリーンは150ヤード。 ↓ (7)目標となるグリーンは200ヤード。 そして今日、開始から間もなくで念願の200ヤードを遂に達成! 満面の笑みをした父に褒めてもらって、私もついつい舞い上がってしまいました。 思いきり「褒められて育つ」タイプの私ですが、 久しぶりに父に褒めてもらえて嬉しかったです。 大きくなるとそんな機会は滅多になくなりますからね。例えいい子でいても(笑 しかしクラブを握る度に、 「ゴルフって本っ当に奥深いスポーツだな~」 と、こんな私でもやる度に痛いほど実感するのです。 それは、ボウリングや卓球、バトミントン等といったスポーツと比べてみても はるかに難しく、常に練習していないとすぐに下手になってしまうこと。 原理的にいっても、小さなボールにあたるクラブの面積もまた小さい。 つまり運動神経に関係なく「極める」ことが決して容易ではないスポーツなのです。 だから基本をしっかりおさえていないで 「何か」がひとつ欠けたり、一瞬気をぬいてしまうと たちまち"へなちょこ"ボールになってしまうのです。 それと同時にまるでその人の「何か」がうっかり顕になってしまうような。 努力に努力を重ねるからこそ上達する。 スポーツだけでなく、一般的にもいえることでしょうが、 特にゴルフは、努力を重ねた練習がものをいいます。本当に侮れません…。 200ヤードしかとばせない私のへなちょこボールを 「ビッシューーーーーーーーー」といった具合ではるかに超え、 遠く、遠くまでまっすぐとんでいく父のボール。 ゴルフも、仕事も、 全くといっていいくらいにかなわんとです。父にゃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/07/02 10:25:13 PM
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