テーマ:九州 旅と食(1338)
カテゴリ:◎Travel
ジュワジュワジュワジュワジュワジュワジュワジュワジュワジュワジュワジュワジュワ~~~
と、連続でしつこい様だが、西の地方はこの大音量で夏の朝がはじまる。 そんな蝉の声と朝日をあびながら、誰もいない温泉に一人ひたる。 下が40、上が80の超低血圧な私にとって、早朝風呂は本当に気持ちいい。 さっぱりひと汗流せば、朝ご飯もすんなりはいります。 身支度を終えていざ出陣! 福岡にきたらお約束のレンタカーです。運転者はもちろんワタクシ。 志賀島から大分の手前までと、福岡の道ならまかしとき!ですが、 渡辺通とかはやっぱイヤですね…あと大阪市内はもっと。 待ち合わせの場所は、博多にある日本庭園『楽水園』。 都会の中とは思えない静けさと美しさ。 園内にて糸蜻蛉を発見! 時間があれば皆で揃ってお抹茶をいただきたかったのですが、 次の時間が迫っていたため、次回にとっておくことに。 正午。 何と親友がお祝いの席を用意してくれているとのことで、 向かった先は、柳橋を渡り那珂川に面したところにある料亭『三光園』。 今の時代はネット等でお店を容易に検索できますが、 その友人は通りすがりにたまたまこちらの料亭を見つけたとの事。 案内されたのはこちらのお部屋。 掛け軸には、セルリアンブルーの中を泳ぐ3匹の鮎の美しい絵。 懐石ならではのゆっくりとした絶妙な待ち時間が実に有効的で、 普段いることのない福岡のこの場所で、 普段話すことのできない会話をゆっくりと交わすことが出来ました。 お料理も季節に合わせてさっぱりしていて実に美味しく、 舌だけでなく目でも愉しむことができました。 お部屋の担当をしてくれた仲居さんがとても気さくな方で、 お料理を運んでくる度に楽しい会話で持ちきりでした。 食事を終えた後、館内を案内してくれました。 天井から吊されたたくさんのひょうたんや、 一瞬目を疑ってしまう、 つくられた虫がとまっている照明など、見所がいっぱい。 終始とても良くしていただきました。 2日前の長崎でも同じく懐石料理をいただきましたが、 同じ"お祝いの席"でも、時間の流れ方がここまで違うとは・・・ あの時はお料理を堪能できる余裕もなかったのですが、 今回はゆっくりとした時間を過ごすことができました。 でも何よりも一番嬉しいのが、 家族や友人がそれぞれこうしてこういう場をセッティングしてくれた気持ち。 その気持ちに心から感謝しています。 和美さん(仲居さん)に見送られ、向かった先は『福岡大仏』。 でっか! それもそのはず、木造坐像では日本一の大きさだそうです。 光背には5000体の小仏達を引き連れていました。 それ以上に度肝を抜かれたのが、「地獄極楽巡り」。 台座の左側に、地獄極楽巡りへの入り口が……ドキドキしながら中へとはいってみた。 灼熱地獄や阿鼻叫喚地獄といった、超リアルな立体地獄絵図に合わせ 低~いトーンのナレーションと共に流れる地獄で鳴り響くあらゆる音。 「恐ろしか~~~」と思いながらも、もう後にはひけません! 明かりひとつもない、地獄から極楽への真っ暗闇のトンネルを ただただ手探りのみで前に進まなければならないのです。 その途中に「仏の輪っか」なるものがあるらしいのですが、 4人の中で私だけ触ること(見つけること)が出来ませんでした… 闇を抜けるとぱぁっと明るくなり、一足先に辿り着いた連れは、 「極楽じゃあぁ~~~!」と叫んでいました。。久々に"怖い"思いをしました。 怖い思いをして背筋が寒くなる思いをしたとはいえ、真夏の真っ昼間。 やっぱり暑い!汗が次から次へと滴ります。 すぐさま車に飛び込み、冷房ガンガンの車中の中 それぞれが持ち寄った音楽を流す。 サトユウ(友人)セレクトは、ブライアン・イーノやヴィンセント・ギャロ 高田渡やアルバム・リーフやカンという絶妙なセレクト。 運転自体も好きですが、何よりも自分の走らす車の中で 自分の好きな音楽を聴くのが、私は好きなのかもしれません。 そしてその1時間後、 私たち一同は圧巻という言葉に相応しいものに遭遇したのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/08/20 03:11:36 AM
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