テーマ:闘病日記(4028)
カテゴリ:…I Think so
クタクタでめずらしく今すぐにでも眠りに陥れそうな26時
TVを消そうとすると、ある人のドキュメント番組が始まった。 あらゆるマスメディアで、その顔と名前を以前から拝見していた。 奥山貴宏さん 山形県出身。日本大学芸術学部卒業。 音楽、映像、パソコンなどのジャンルを得意とする。 出版社勤務を経て、フリーライターを経て作家に。 享年、33歳。 2002年、アンダーワールドのライヴにて汗だくになったその体を拭かず 風邪を拗らし、医者から肺炎と診断されたかと思うと、 数ヶ月後、「肺ガン」とのガン宣告を受け、余命2年を告げられる。 その後、『32歳ガン漂流』と題した闘病日記(ブログ)が話題に話題を呼び、 そのブログは、亡くなる前日まで書き込まれていた。 生前、メディアに映る奥山さんの印象といえば、 いつも笑いながらはくシニカルな言葉に、正直心が読めなかったが、 悲観さや後ろ向きさというものは全く感じられなかった。 「余命2年を宣告された僕は、果たして不幸なのか?」 2004年に開かれたカルチャーセミナーで、奥山さんはこういったという。 可能な限り、やりたいことを、やりたいように、やる。 「今」を意識するということ。量ではなく「質」で生きる。 「またたく瞬間」を意識する。 「一瞬」の価値を知っていれば、無駄にしても大事にしてもいい。 それが、その人の生き様だから。死ぬときは前のめりで。 因みにこのセミナーを実施した会社の名前は非常にダイレクトだ。 有限会社 私には夢がある このヴァニシングポイント(VP)が発刊された今年4月にこの世を去りましたが、 奥山さんはこの一冊に全力を注ぎ込み、 作家になりたいというその「夢」を見事実現しました。 この他にも 31歳、32歳、33歳の頃に書かれた闘病日記も全て本になっています。 私は? もし私が同じ立場だったら、 同じく今抱いている「夢」を実現することができるだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/09/04 12:25:13 PM
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