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2005/08/31
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テーマ:闘病日記(4028)
カテゴリ:…I Think so
私がもし奥山さんと同じ状況におかれたら、
同じく今抱いている「夢」を実現することができるだろうか。


今までに4度の入院経験があるものの、その殆どがあらゆるものを溜め込んだ末。
体は決して丈夫な方ではなく、それが原因で一度諦めた夢がある。

若い頃というのは限界というものをあまり知らないし、
それ以前にそれを計るバロメーターすらまだ確立されていない。
当時は「大丈夫」「平気」が口癖で、自分の思いとは裏腹に
何故だか他人の事ばかり気にしていつも優先していました。

そして気が付くと身も心もいっぱいいっぱいになっていて、
でもそれを思い知る時はいつも病院のベッドの上だった。

___________数年前。
原因不明の病気にかかり、絶食を余儀なくされ24時間点滴に繋がれたまま、
その鎮痛剤も効かず痛みに堪えてやり過ごすしかない数ヶ月を経験したが、
その間でいろんなものが見えてきた。いろんなことがわかった。
これが必要で、あれが必要じゃないとか
何が大事で、何が大事じゃないのか。


病気をして、何よりも一番痛かったのは、
その患部以上に「」。

あまりの痛さとかなり強い薬で
ベッドの上でのたうち回っている私の姿を見つめる親の顔。
薬の副作用で意識は朦朧としていて、ぼやけてでしか見れなかったのですが、
その何とも言葉にし難い表情は、今でも目に焼きついて離れません。

今振り返ってみると病気とは、遺伝的なものや突発的なもの以外は
身から出たサビで、そういった腐った自分かそうでないかを計り知る
「試練」のバロメーターで、見えない真の自分と向き合えるチャンスなのだと思う。


しかし自分の体調不良や病気になった事、
物事も対人関係も思うようにうまくいかないことや失敗した事を人やもののせいにする
また自らの努力を怠り、希望や願望を他人に託し他人に委ねたり強要したりする

そんな他力本願な生き方をしている人も意外にいるもので、
ダメな自分と向き合うことができず、
悲しいことに自分の秘めた可能性を自らの手によってダメにしている。
こういった人は、試練を試練とも感じず、文句ばかりいってやり過ごし
いつまでたっても何も学びとることができず
いくつになっても成長せず、年だけを重ねて生きていくのだろう。

できることならそんな人とはほど遠いところに位置して生きていきたいと
幼い頃から思い続け、今まで生きてきた。

 他人にどうこうしてもらおうなんて、烏滸がましい。
 他人なんかあてにしてると、必ず痛い目にあう。
 他人は他人なんだから、自分の気持ちがわかるはずがない。


幼い頃の些細な出来事から無意識にそう思うようになり、
他人に頼ったり甘えたりすることがなかなかできず、
まして他人を信じる事なんて絶対にできなかった。

しかし周囲の人に迷惑さえかけなければ、
ある程度自分勝手に生きてみてもいいのでは…と素直に思えるようになったのは
本当にここ近年のそれも結構最近のことである。
それだけで、少し楽に生活できるようになった。
病気は勿論、万年ひいていた風邪さえもひかなくなった。


___________そして3年前。
転職と転居をきっかけに、7年間吸い続けていた煙草を断とうと決意した。
男性ならまだしも、女性が吸う姿というは本当にみっともないと
ずっと心の中で思っていたのだ。
結果ビックリするほど体が楽になり、おまけに貯金がグッと増えた。

___________そして1年前。
アトピーの為20年以上塗り続けていたステロイドを体からぬこうと決意した。
脱皮するかのように何度も何度も皮膚が剥がれ落ち、床一面皮膚だらけ。
睡眠薬も痒み止めも一切効力を発揮しない。
猛烈な痒さに約半年間まともに睡眠がとれず、それでも会社にいかなけれなならない。
悪夢の様な生き地獄の様な日々に発狂しそうだった。
しかし結果、自分の「本当の肌」と再会することができた。
体のあらゆる箇所にでていたアトピー特有の発疹も、
今は左手の曲がるところに僅かあるだけ。
最近の生活の中でこれはなかなかの試練だった。

この2つがどれ程私の体に影響を及ぼしていたかは分かりませんが、
これを実行したのにはある訳があった。

 タバコは3年 薬は5年

これは小中学校の保険の教科書にもかかれてある言葉で、
それぞれの毒素が体内からある程度なくなるまでの期間である。
それを正直に真に受けている私も私だが、
私が抱く夢のひとつは、子供を授かること。

その為には母胎となる私の体が汚れきっていては、
選択肢がなく生まれてくる子供があまりにかわいそうだと、
少しでもクリーンにしなければならない。
同時にここ数年前から
食べたいものが無意識に「体にいいもの」になってきた。
物事には順序があって、何事においても準備期間は必要だと思う。
何時でも用意周到に。それは身も心もお金も。

そう自然に思える様になって、実行に移すことができたのは、
病のおかげだと、今ははっきりと確信できる。

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Last updated  2005/09/04 12:25:45 PM
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