イグリの花の咲く頃...。 (その1)
イグリはスモモの一種だそうな。。正式には何という名前なのか定かでは無いが、敢えてそれ以上知りたいとは思わない..。 春先には純白の小花を,辺り一面に咲かせる...。満開時には花の香りは余り感じられないようだが、微妙な香りが漂うのだろうか...?名も知れぬ小さな虫たちが、何処からともなく沢山集まって来る。「 いわゆる、虫媒花の訪れ」となるのだ….。「♪ 今年も上手く、虫媒花が出来るかなぁ..?。♪」 隣で花を見ている(山の神)に、恐る・おそる..声をかけてみた。。イグリの実たちが大きくなるとあちらこちらに、幼虫たちが生活を楽しんだ小さな孔が見て取れる..。[果実に産み付けられた幼虫たち]は、美味しい果肉を食べて成長するのだ。これらの実の中は、当然・・食用にはならない。。廃棄処分の対象となってしまうのだ。。然しながら、人間の食用にはならないけれども、名も知れぬ虫たちの食料となって、多くの昆虫たちの命を繋いでいる..。面白い事に、虫たちが卵を産み付けたジクリの果実は、一足先に色づいて「♫ 食べ頃だよ….。 ♫」・・と、虫たちにアピ-ルしているのだ..。だから、ワシは[農薬散布]はしない事にしている。虫たちだって生きる権利があるのだ。。美味しい果実をワシ等と虫たちとが、お互いに分かち合って生きているのだ。。