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カテゴリ:食虫植物2020
今年は新型肺炎の影響でお花見や初春のイベントは軒並み中止となり、寒の戻りや生活習慣の変化で春を感じにくい日々が続いていますが、それでも植物たちは素直に春を告げてくれますね。
ドロセラ エロイシアナ 昔はべレジアナと呼ばれていた、インターメディアとロツンディフォリアの交雑種です。 形はロツンディフォリア似ますが、より長い葉柄で、葉の数も多くロツンディフォリアよりはるかに旺盛です。 しかし、植え替えに対してはデリケートな部分があり、あまりいじると夏の終わりごろに消滅してしまったりも。 葉数が多く、きれいに立ち上がるので見栄えが良く、水槽でもきれいに見えますが、その場合は枯葉が多くなることからカビに注意。 ロツンディフォリアも葉が立ち上がりますがあちらよりも垂直に近くしっかり立ち上がります。 エロイシアナの捕虫 ロツンディフォリア譲りのダイナミックな捕虫も本種の魅力かもしれません。 ドロセラ ロツンディフォリア 日本でモウセンゴケといえばこちら。 エロイシアナに似ますが葉柄は短めでやや太め。 ロツンディフォリアは国内でも自生しており、地域ごとにその姿が違うために産地別で収集する栽培家も多いですね。 私もいくつかありますが、全体を通して言えるのは癖が強めです。 こちらはアントシアニンフリーのタイプで赤くなりません。 去年あまり増やさなかったので今年は増やしておきたいところ。 ロツンディフォリアの捕虫 杓文字型の葉っぱをしっかり丸めて獲物を捕らえます。 小柄品種ですがその動きはダイナミックです。 ドロセラ アングリカ 和名ではナガバノモウセンゴケですね。 日本国内では一年草のナガバノイシモチソウ(D.マキノイ、D.トヨアケエンシス)、球根のイシモチソウ(D.ルナタ)に次いで3番目に、温帯ドロセラとしては最も大きくなるドロセラです。 ナガバノイシモチソウが高温多湿を好むのに対して、こちらは涼しい環境が好きで、しかも日光と水が大好きという暑い都市部では困った性格です。 栽培は深い腰水にして日光によく当てるのですが、この時に鉢と水が高温になるとすぐに不機嫌に。 腰水を15~20℃程度に保ち、一日中日が当たる場所なら自生地顔負けの素晴らしい株になるでしょうね… うちは無理ですが(´・ω・`) アングリカの捕虫 やはり葉身が長いだけあってかなりダイナミックな運動です。 一般店舗で手に入るD.カペンシスも大きな運動をしますが、あちらはぬめるような感じの粘液に対して、こちらもっと粘り気が強いように感じます。 さすがはトンボすら捕らえるナガバノモウセンゴケ… ピンギクラ マルチャーノ メキシカンピンギクラですね。 その見た目から忘れられてそうですが粘着タイプの食虫植物です。 自生地では石灰岩の崖に生えたコケに着生している種類が多いらしく、栽培下でも色んな所にくっ付きます。 すぐに落ちますけどね(笑) オアシスとか流木にも引っ付くので興味のある方はお試しあれ。 ネペンテス アンプラリア グランドピッチャーが並んできています。 このグランドピッチャーと丸い形の壺で人気が高く、昔はネペンテスといえばアンプラリア一強な時もあったような…? 現在では奇抜な見た目のハイランド品種が人気を集めていて、やや影が薄くなったような印象がありますが、まだまだ根強い人気を誇る品種ですね。 アンプラリア・ライムツイスト 昨年9月に小さめの苗を購入したのですが既にしっかりアンプラリアになっています。 薄い赤地に濃い赤と黄緑の斑点模様、襟は明るい緑に赤のストライプとかなり派手なピッチャーです。 最近は黒系が人気ですが、こちらも人気が出そうですね。 ネペンテス グラシリス(シンガポール産) 播種から1年3ヶ月の実生苗です。 本当はもっと発芽したのですが4株まで減ってしまいました(;'∀') 一番大きい株は既にグラシリスらしさが出始めていますね。 ここからロストしないようにしないと・・・ これから夏に向けて配置換えや切り戻し、挿し木、植え替えと色々やることが増えてきますね。 温室の棚板も交換しないといけないので、また大規模な作業になりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.04.20 17:33:43
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