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カテゴリ:食虫植物2020
蒸し暑くなりつつあり、梅雨らしい感じでしょうか。
今回は6/21に参戦した兵庫県網引湿原の自生地観察の様子を記事にしたいと思います。 (少々腱鞘炎気味なのでちょっと間が空きました) 網引湿原は兵庫県加西市にある保護された湿原です。 食虫植物好きにとっては加西といえば兵庫県立フラワーセンターですね。 そんなに離れていないので、ハシゴも可能です。 さて、本題です。 今回の参戦は大阪屋さん、シネフィーさん、私の三人です。 まずは湿原に入る前に入場者(というのか?)の調査としてカウンターを動かします。 私は801人目のようです(いつから?) 続いて保護区内を流れる小さな川で靴底を洗います。 外部の種子(泥)の持ち込み防止のために靴底を洗う様子。 小さいですが手すりと洗車ブラシがあります。 いざ湿原 網引湿原はいくつかのエリアに分かれています。 保護区では道なりに約700m歩いて入ることができます。 途中ではエリアがわかれる度に柵があり、動物(やならず者)の侵入を防止しているようです。 柵の向こうの湿原に見えるハナショウブ。 (ちなみに「ショウブ」ではない) 湿原なので当然湿度が高く、水も多いので、少し日陰になる場所にはシダがたくさん。 シダ勢にはすぐに何かわかるのでしょうが、私にはさっぱり(笑) 網引湿原の観察可能なエリアで食虫植物が見られるのは入口から一番奥のエリア。 ここでは我々より先に湿原入りしていた人々が解説を受けながら湿原を回っていた。 我々もその後ろを追うわけではないが、食虫植物を探して突入。 突入といっても、ここは保護区。 基本的には木道を歩くことになります。 まあ、湿原のふちには無いけどね。 上記の木道から湿原を眺める・・・ あったぞ! 拡大しましょう。 D.ロツンディフォリア(モウセンゴケ)の花です。 1cm弱のこの花だけでドロセラを探すのはあまりしませんね。 でも割と普通に気が付くものです。 さらに拡大。 覗き込む形でとるのでちょっと違和感(笑) 草体 草を分けると典型的な低地型のロツンディフォリアのご登場。 ピンク色の花 少すると大阪屋さんがピンクの花を発見。 ロツンディフォリアの花は普通は白ですが、ここは薄いピンクが乗ることがあるようです。 (トウカイエンシスよりも薄い色) この付近にはトウカイはなく水位の関係もあってしっかり分かれているようです。 水の表面の油膜のようなものはバイオフィルムらしいです。 水中にも 湿原の水底にはウトリクラリアの葉を発見。 花はなかったのですが、形と自生状況からミミカキではなく、ムラサキなのであろうと結論。 開けたエリア 湿地を進むと少し水が少なく、背の高い草のない場所が。 よーく見ると赤いロゼットが。 D.トウカイエンシスです。 D.トウカイエンシス 上記の場所から少し離れた所ではみやすい位置に自生を確認。 張り付くようにロゼット状の葉を伸ばしています。 湿原を出る 網引湿原保護のため、出入り口は1ヶ所のみです。 そのため、出るときには来た道を戻ります。 帰りに水の流れがよく見る場所に行くと、その流れに沿って小さな赤いものが見えます。 この赤いのが全てD.ロツンディフォリアです。 いつまでもこの保護された湿原と貴重な植物たちが残ってほしいものですね。 そんな会話をしながら、この日の午前中は網引湿原を堪能し、午後からの兵庫県立フラワーセンターに向けて出発しました。 網引湿原編・完 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.06.28 11:56:06
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