テーマ:同居は嫌ですか?(1164)
カテゴリ:同居
面白いノンフィクションの本を読んだ。面白いというよりとても考えさせられる本だった。
普通のサラリーマンが結婚した相手がとても優秀で留学経験もあり言語能力も高く知識も幅広いのに昔から人間関係でことごとく失敗してきて、その原因というのも妙なこだわりがありすぎで、思った事を何でも口にだし、その上怒りっぽい人で、ケンカがたえない生活を送っていた。ある日奥様もその事を悩み病院に相談にいった結果、アスペルガー症候群といって高機能自閉症と診断されたそうだ。知能も高いが人とうまく交われない。病気とわかっても治す方法はない。個性とみとめるしかない。それがわかって二人はすっきりとしてこの本を夫の視点から妻は異星人というとらえかたで書かれている。 理系のご主人はとても辛抱強く感心した。奥様も自分が人とうまくかかわれない事を小さい頃から感じながらも一生懸命努力されてきている。それでも怒りっぽい。でもその怒りは恐怖からきているそうだ。物事がきめられたとおりに動かないとパニックになるとか色々なこだわりがあるそうだ。 この本を読んで姑の事を思った。姑も専門の医療機関で診察を受けると脳の器質に問題があるのではなかろうかと。恐怖を感じると怒りだす所は全く同じだ。そればかりではなく本当に人と関わってきていないし、この本の主人公のように高い知能をもっているわけではないが、もしかしてと思った。 病気と診断されると今までわけのわからない怒りで翻弄されていたのがすっきりとしてきたそうだ。病気とわかっていても頭にくることは今でもあるけど昔のケンカばかりの時代とはちがってきたそうだ。 この奥様のいい所というかご主人が一番かわいいと思っている所はご主人にめちゃくちゃなついている所らしい。姑も舅になつきたいと思っているのだろうが、舅がそのキャパシティをもっていない。もちろん私もだが。 本を読みながら二人で努力して生きていく姿と的確に気質を理解してあたたかい目で奥様をみつめるご主人に頭がさがる。 私は姑に対してここまではできないなあ。こういうご主人んみたいに姑を理解すると姑はかわるのかしら。。 現実問題、趣味も楽しみももっていない姑は毎日私や子供の干渉が仕事なのだというかのようにいちいち何か言ってくる。これはしてやったよ。これはこうだよ。とやはり一日家にいたらうるさいと叫びたくなる。 まだまだ修行がたりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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