カテゴリ:その他
今回は、脱穀の手伝いをしてきました。
本当は来週行う予定だったらしいのですが、 コメの水分量を見てもらったら、 14.5% と、十分脱穀ができる状態だったようです。 また、この週末のみは天気がよく、月曜日からはまた雨という予報だったので、 両親から電話がかかってきました。 脱穀・・・ 舐めていました(笑) やることは簡単です。 一人が干してある稲を機械まで持っていき、 一人が稲を機械に入れ、 わらを束ねる それだけです。 私は、稲を機械に持っていく作業をしました。 それが大変!! ずっと動きぱなしで、だんだん肩も上がらなくなってくるほどです。 私は183cm おふくろは150cm おふくろは背伸びをしてやっていたようです。 この私でも辛いのに・・・ 恐れ入りました。 結局一日半かけて全ての脱穀が終わりました。 出来たコメ(もみ)の量は35kg入る袋で68袋。 今年は豊作だったようです。 しかし・・・ この「もみ」の状態での売価は、直売でも1kgあたり200円 68袋✕35kg✕200円・・・ えっ・・ 一年かけて、消毒や除草剤、機械の費用を考えると いかに割が悪いかかが良くわかります。 地元でもだんだん稲作をやめる農家が増えています。 作業をする人達も高齢化してきている為、 多くの農家は、アルバイトを雇わないと作業が終わりません。 しかし アルバイトを雇ったら、儲けどころか大赤字になってしまいます。 だけど辞められないのです。 辞めてはいけないのだと思います。 もし、すべての農家が、 やーめた! と言ったら・・・・ コメは生きる源です。 ある人は、 もっと生産性を良くすればいいではないか! とか言うでしょう。 その資本はどこにあるのですか? 殆どの農家は実家のように小規模だけど、代々受け継いだ農地を守るために頑張っています。 守るとは、土地持ちでいたい。 ということではありません。土地を生(活)かすということです。 食べていくだけで精一杯です。 少しでも美味しいお米を作り、少しでも高く買ってもらうために、 生産効率度返しで頑張っているのです。 我が家では精米所で乾燥せず、もみを袋から出して、 天日干しをして最適な水分量である 14.0% を目指すことをしています。 今までは農業で儲からなくても、年金があるから何とか食べて行けていたのでしょう。 これからはどうでしょうか? 小さなことかもしれませんが、未来の日本が衰退していくさまが見えた気がします。 今回久しぶりに農家の手伝いをしたことで、 いろいろな問題点が自分で確認することが出来ました。 本当に良い経験だったと思います。 今回の報酬は、 リンゴ30個でした。(笑) 美味しくいただきます~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年10月21日 13時08分30秒
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