なんでもすぐ忘れてしまう【わたし】のために

最近思うのは、この世の中で最も大切なものは【時間】だ、ということ。
愛だお金だ健康だという人もいるだろうが、そんなものはどうにかなるもんだが、時間だけはどうにもならない。
しかし、そう感じる人は少ないんだろう。世の中、非常にのんびりというかトロトロしてい
る。トロい奴ほど周りを見ないから、後ろが詰まっていても慌てるでも避けるでもない。他人の時間を奪ってるという意識がない。「邪魔だ」というと怒るだけで反省しない。せっかち君にとってトロい奴は邪魔以外の何者でもなく、存在価値ゼロなのだ。「あー、俺って邪魔なんだな」と思って、避ければいい。何故、往来を横一列に並んで歩くのか俺には理解できない。横一列も縦一列も同じだろうが。
身体能力が全てではないが、トロい奴に合わせていたのでは発展していかない。身体能力はあるが発揮させないというもが最も質悪い。高校生や大学生がそれだ。歩くのが無意味に遅い。あまりある人生、時間だと思っているだろう。
人間は移動にかかる時間を知恵を使って短縮させた。代わりに自らの肉体を使っての移動にかかる時間は著しく遅くなったと思う。一歩の早さ、歩幅の違いが人生では何日間分か違ってくるだろう。その何日を、前をトロトロと歩く見知らぬ人間に奪われるのが非常にイヤなのだ。

「そうではない」と頭ではわかっているところもあるが、「絶対にそうではない」と決めつけている世間に対し「そういう考え方もあるのか」と意識させたいし、逆に俺に対し「そうじゃないだろ」と諭して欲しいところもある。
季節がら、スクルージばりに３人のクリスマスの精霊がやってきてはくれないだろうか。