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テーマ:お勧めの本(7407)
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新帝都物語 維新国生み篇、読み終わりました。
帝都幻談の続編、戊辰戦争の流れを時間軸とし、闇の国樹立を目論む加藤重兵衛保憲とそれを阻止せんとする平田篤胤の娘おちょうと娘婿かね胤ら平田学派と新選組副長・土方歳三の物語。 幻談では稲生武太夫を中心にしたが、今回は基準と展開を中心に国生み神話の解釈や明治維新という新たな日本の国作りを絡めている。幻談でも時間の基準との差が【間】を生じさせ、【魔】が入り込むといった呪術が、今回は長さ・尺度が呪術の中心となる。 呪術といってもサイキック的なものでなく、世の中の仕組みやその矛盾を基礎としたものであり、話に奥行きがある。伏羲と女?の話はたまらなくおもしろい。 また今回、加藤に対峙する者として鬼の副長・土方歳三が登場する。新選組好きの私としてはうれしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.14 01:56:58
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